こんにちは!つむぎです。
FX初心者が通貨ペア選びをする場合は、損益に大きく関わってくるのでよく考えて通貨ペアを選択することが重要です。
中には、メジャー通貨を選んでおけば間違いないという方もいますが、その人の性格やトレード戦略によっては、マイナー通貨(メジャー通貨ではない通貨)の方が良い場合もあります。
実際に、メジャー通貨からマイナー通貨に変えたことで勝てるようになったトレーダーも存在します。
「じゃあ、僕はどの通貨を選べばいいの?」
今回の記事では、FX初心者にオススメな通貨ペアやトレード戦略に適した通貨ペアを紹介して行きます。
自分に合った通貨ペアを見つけたい人は、是非最後までご覧ください。
目次
FXメジャー通貨ペアのメリット
メジャーな通貨ペアは、基本的に初心者にオススメの通貨ペアとなっています。
まずは、メジャー通貨ペアはどんなものなのか確認していきましょう。
メジャー通貨ペアとは?
メジャー通貨ペアとは、日本円(JPY)・米ドル(SUD)・ユーロ(EUR)を組み合わせた通貨ペアのことを指します。
例として、日本人に一番取引されているのは、米ドル/円(USD/JPY)だと言われており、メジャー通貨の1つです。
これらの通貨ペアは、世界的にも取引量が多く、初心者はもちろん上級者にも人気のある通貨となっています。
では、メジャーな通貨ペアを取引するのにはどの様なメリットがあるのでしょうか?
次の章では、「メジャー通貨ペアのメリット」について紹介していきます。
メジャー通貨ペアのメリット
メジャーな通貨ペアを取引するメリットは、情報が入りやすいということです。
日本はもちろん、アメリカやヨーロッパのニュースは日本でもよく報道されているので、大きなニュースが出た場合はすぐに情報を知ることができます。
マイナー通貨の場合は、日本のニュースでは放送されなかったり、放送されるのが遅かったりするため情報収集が難しいのです。
そしてメジャーな通貨ペアの最大のメリットは、マイナー通貨ペアに比べてスプレッドが狭いことです。
スプレッドは、実質の手数料です。
たくさん取引する場合は、コストを大幅に抑えることができます。
ATMでお金を引き出すときも、毎回の手数料が少ない方が長い目で見るとかなりお得になりますよね?
ここまで紹介してきて、メジャーな通貨ペアは基本初心者に向いていることが分かりましたね。
しかし、メジャーな通貨ペアにもデメリットがあります。
取引スタイルによっては、デメリットの影響を受ける場合もあります。
それでは、次の章でメジャーな通貨ペアのデメリットを詳しく見ていきましょう。
FXメジャー通貨ペアのデメリット
メジャーな通貨ペアのデメリットは、主に以下の2つがあります。
順番に詳細を確認していきましょう。
デメリット① スワップ金利が低い
メジャー通貨ペアは、先進国で構成されています。
先進国は、低金利政策を行っているため貰えるスワップポイントの金額が、新興国通貨ペア(メキシコペソや南アフリカランド、トルコリラなど)に比べて低くなってしまうデメリットがあります。
スワップ金利目当てのトレードスタイルの人は、あまり向いている通貨ペアとは言えません。
デメリット② 値動きが少ない
メジャー通貨ペアは、マイナーの通貨ペアに比べて値動きが少ない傾向にあります。
値動きが少ないと大きく稼ぐチャンスが少ないのもデメリットです。
しかし、メジャーな通貨ペアは値動きが安定しているので大きな資金を失いにくいというメリットにもなります。
次は、FXスタイル別のオススメ通貨ペアを紹介していきます。
FXトレードスタイル別のおすすめ通貨ペアは?
FX経験者は、それぞれのトレードスタイルが確立されている場合が多く、自分のスタイルに合った通貨ペアを選んで取引しています。
FX初心者の場合はスタイルが決まっていない場合がほとんどですが、後にスタイルが確立していきます。
今のうちに勉強しておくことで、後からのトレードの参考になりますよ。
是非最後までご覧ください。
今回は、「中長期トレード」と「短期トレード」のオススメ通貨ペアを紹介していきます。
中長期トレード
中長期でトレードするスタイルをとる場合は、ファンダメンタル分析が重要になります。
ファンダメンタル分析とは、経済の基礎的要因(経済指標などの情報)から為替レートが上がるのか下がるのか予想する分析方法です。
ファンダメンタル分析を行う場合は、自分の関心のある国の通貨ペアを取引することがオススメです。
その理由は、関心のある国の方が経済情報を調べる意欲が湧くためです。
サッカーが好きな人は、野球選手よりもサッカー選手について調べた方が知識の身に付くスピードが速くなりますよね?
注意点としては、長期で持つ場合、マイナススワップが高い通貨を持ってしまうと毎日高いスワップ金利を支払うことになるので気を付けましょう。
例
MXN/JPY(メキシコペソ/円)の売り。
ZAR/JPY(南アフリカランド/円)の売り。
TRY/JPY(トルコリラ/円)の売り。など
短期トレード(スキャルピング・デイトレード)
スキャルピングやデイトレードのような短期トレードの場合は、取引回数が多くなるので、スプレッドの狭い通貨ペアを選ぶことがオススメです。
(例)USD/JPY(米ドル/円)、EUR/USD(ユーロ/ドル)、EUR/JPY(ユーロ/円)など
以上がスタイル別のオススメ通貨でした。
次は、初心者にオススメな為替差益の通貨ペアを紹介します。
値動きによる収益を中心に利益を狙いたい初心者の方は必見です。
FX初心者におすすめの為替差益の通貨ペア
初心者にオススメの為替差益の通貨ペアは、米ドル/円(USD/JPY)とユーロ/円(EUR/JPY)です。
米ドル/円もユーロ/円も流動性が高く、安定感が抜群です。
メジャーな通貨のため、情報も入手しやすくスプレッドも狭いので他の通貨ペアより有利な取引が可能です。
マイナススワップの場合も新興国通貨に比べて低くなっているので、売り買い両方で勝負することが可能です。
次は、スワップ運用にオススメな通貨ペアを紹介していきます。
FX初心者におすすめのスワップ運用の通貨ペア
スワップ運用にオススメな通貨ペアは、メキシコペソ/円(MXN/JPY)と南アフリカ/円(ZAR/JPY)です。
かつては、豪ドル/円(AUD/JPY)がスワップ運用として人気の通貨でしたが、最近の大幅利下げによってスワップ金利が減ってしまいました。
よって以上の2つの通貨ペアがスワップ運用にオススメの通貨となっています。
ただし、ボラティリティが大きいため大きな資金を運用すると強制ロスカットの危険性があるので注意が必要です。
資金管理を徹底して取引するようにしましょう。
次は、FX初心者にあまりオススメできない通貨ペアを紹介します。
FX初心者におすすめできない通貨ペア
FX初心者にあまりオススメできない通貨は、ユーロ/米ドル(EUR/USD)と英ポンド/円(GBP/JPY)や英ポンド/米ドル(GBP/USD)などの英ポンドがらみの通貨ペアです。
詳しく見ていきましょう。
ユーロ/米ドル(EUR/USD)
ユーロ/米ドル(EUR/USD)はFX初心者にオススメ出来ません。
その理由は、「クロス円ではない」ということです。
クロス円とは、米ドル/円やユーロ/円のように円を使って取引する通貨ペアのことです。
私たちがユーロ/米ドルを買う場合は、「円を売って米ドルを買い、米ドルを売ってユーロを買う」ということになります。
かなり複雑ですよね。
また、1pipsごとの損益額もクロス円とは金額が少し異なるので見込み額などの計算がしづらくなるデメリットもあることからオススメできない通貨ペアとなっています。
英ポンド/円(GBP/JPY)や英ポンド/米ドル(GBP/USD)
英ポンドは、イギリスの通貨でFXの世界では殺人通貨とも呼ばれています。
殺人通貨と呼ばれている理由は、高いボラティリティにあります。
英ポンドがらみの通貨は、1日の値動きがかなり大きいがゆえに、大きな損益を出す人が多いです。
1日で全ての資金を無くす可能性もあり、初心者にはリスクが大きいのであまりオススメできません。
しかし、稀に初心者の中には米ドル/円やユーロ/円よりも英ポンド/円の方が得意という人も存在します。
もしも英ポンドに手を出す際は、少額から始め、損切りを必ず行う様にしましょう。
最後にFXの為替差益で見るオススメの通貨ペアを紹介していきます。
FXの為替差益でみるおすすめの通貨ペア
為替差益のみで見た場合のオススメの通貨ペアは、豪ドル/円(AUD/JPY)と英ポンド/円(GBP/JPY)になります。
豪ドル/円(AUD/JPY)や英ポンド(GBP/JPY)は、ボラティリティが米ドル/円やユーロ/円に比べて大きいため、為替差益が出やすくなっています。
ただ、ボラティリティが大きいとその分リスクも大きく、難易度も高くなるため初心者にはあまり向いていません。
特に損切りができない初心者は、すぐに破産してしまう可能性が高い通貨ペアです。
トレードの腕が上がってきたら挑戦してみるのがおすすめです。
まとめ
FX初心者の皆さんは、自分に合った通貨ペアは見つかりましたか?
スワップ運用の方や値動きが大きい方が得意だという方以外は、基本的にメジャーな通貨ペア(日本円、米ドル、ユーロ)がスプレッドが狭く情報収集も簡単ことから初心者向けということが分かりましたね?
とはいえ、ほとんどのFX初心者の方は、スワップ運用はしないと思います。
また、値動きが大きい方が得意かどうかわからないことがほとんどですよね?
よって、やはりメジャー通貨の米ドル/円やユーロ/円から始めるのが無難ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんが、自分にぴったりの通貨ペアを見つけて資産を増やしていけるよう願っています。