FX手法

海外FXでのアービトラージの種類や違法性とリスク対策法を解説!

こんにちは!つむぎです!

海外FXではアービトラージによって利ザヤを稼ぐ取引ができます。

ただ海外FXでアービトラージをする時には注意点もあり、それを守らないと口座凍結などのおそれもあります。

このページでは、

『海外FXを使ったアービトラージに興味がある』

『アービトラージってそもそも何?』

という人向けに、アービトラージの種類や具体的な取引方法、注意点を詳しくお伝えしていきます。

よく確認してから取引を始めましょう。

目次

海外FXでのアービトラージの例を紹介

アービトラージとは裁定取引と言われる取引方法で、同じ価値をもつ銘柄に生じる一時的な価格差を利用して利益を狙います。

もともと同価値の銘柄であり、一時的に生じた価格差はもとに戻るという想定で成立する取引です。

例えば、銘柄Aと銘柄Bの価格が100円だとします。

銘柄Bの価格だけ200円に上がったときに銘柄Bを売り、100円のままの銘柄Aを買います。

その後、銘柄Bは200円のまま、銘柄Aは120円となり価格差は80円となりました。

そこで銘柄Bを買戻し(損益±0円)、銘柄Aを売る(+20円)とトータルの損益は+20円となります。

このように2つの価格差に注目して利益を狙う取引がアービトラージです。

では実際に海外FXを利用したアービトラージとは、どのような取引でしょうか。

海外FXを利用したアービトラージの種類や、具体的な取引方法を見ていきましょう。

FXアービトラージの種類と違法性について

アービトラージと聞くと怪しい取引方法だと思う人もいるかもしれませんが、アービトラージ自体に違法性はありません。

アービトラージには、

  1. 業者間 (レイテンシー) アービトラージ
  2. スワップアービトラージ
  3. 通貨 (トライアングル)アービトラージ

の3種類があります。

ここでは、3種類のアービトラージについてわかりやすくまとめました。

それぞれの取引方法や注意点を確認していきましょう。

業者間(レイテンシー)アービトラージ

レイテンシーアービトラージとは、業者間の価格差を利用して利ザヤを稼ぐ取引方法です。

基本的に同じ通貨ペアであれば同じ価格のはずですが、業者によって微妙な価格差が生じることがあります。

この価格差の生じる瞬間を狙った取引がレイテンシーアービトラージです。

例えばインターバンク直結のA社と、他社からレートを受け取ってから顧客に提示しているB社の場合、レートの更新はA社の方が早くなる傾向にあります。

A社のレートで1ドル100円のドル円が1ドル100.1円になれば、遅れてB社でもドル円価格が値上がりすると考えられるため、B社で値上がりする前にドル円を買えば利益となるということです。

実際にレイテンシーを利用してアービトラージをしているトレーダーは高精度のプログラムを作り、EAを動かしています。

素人には少し難しい取引方法といえるでしょう。

スワップアービトラージ

スワップアービトラージは、アービトラージの中でも手を出しやすく、最も利用されている手法です。

スワップとは、金利差によって生まれる利息のようなもので、通貨ペアを保有しているだけで付与されます。

小さなロットでは大した金額にはなりませんが、大きなロットであればスワップによる利益も大きくなります。

同じ通貨ペアを違う業者を使い両建てすることで、付与されるスワップポイントの差を利用して利ザヤを稼ぐのがスワップアービトラージです。

例えば、A社で買いのスワップが100円だとします。

一方B社では同じ通貨ペアのスワップが-90円だとします。

この状態で両建てすれば、通貨事態の価格変動の影響を受けずにポジションを保有しているだけで10円の利益が生じます。

ただし

  • 低金利時代になり、スワップがつきにくくなっていること
  • スワップも変動があること
  • 業者間の両建てを禁止している海外FX業者が多いこと

から、スワップアービトラージもリスクの割にリターンを狙えなくなっています。

通貨(トライアングル)アービトラージ

トライアングルアービトラージは、3通貨間の価格差を利用した取引方法です。

例えば円をドルに替える場合に、一度円からユーロを経由して、ユーロをドルに替えるといった取引です。

普通に考えれば、どの通貨を経由しても同じ金額になるはずですが、実際には微妙な価格差が生じます。

微妙な価格差ではたいした利益になりませんが、例えば雇用統計の発表時など価格が大きく変動する時には、3通貨間の価格差が大きく広がる瞬間があります。

この瞬間を狙って取引することで利益を得るのが、トライアングルアービトラージです。

トライアングルアービトラージは取引を繰り返すため、手数料(スプレッド)がかさむというデメリットがあります。

また価格差を計算し、差がある瞬間に取引する必要があるので専用のEAや高スペックなパソコンが必要となります。

海外FXではボーナスアービトラージは禁止なの?

海外FXでのボーナスアービトラージは禁止です。

海外FXでのボーナスアービトラージとは、口座開設ボーナスや入金ボーナスを利用して業者間で両建てし利益を狙う取引です。

海外FXでは口座開設だけでボーナスが付与され、トレードで得た利益は出金できるというキャンペーンを行っている業者があります。

こういったキャンペーンを行っている業者間で両建てをすれば、片方の業者で残高が0になるときには必ず一方の業者で利益が出ています。

つまり自分の資金を使わずに、必ず利益を得られるということです。

しかしボーナスアービトラージに関してはほとんどの海外FX業者で禁止されていて、発覚した時には口座凍結、利益の出金拒否となります。

他業者間での両建てでも、IPアドレスによってトレーダーの売買が把握されているので、

発覚することが多いようです。

せっかく得たボーナスを失う上に取引できなくなるリスクを考えると、普通に取引して利益を得る方が賢明と言えそうです。

海外FXのアービトラージではブリッジに注意が必要!

ブリッジとはトレーダーからの注文をリクイディティプロバイダに繋ぐ仲介業者です。

FX業者が違っても、そのFX業者が同じブリッジを使っていれば、業者間の両建ては発覚してしまいます。

どのFX業者がどこのブリッジを利用しているか知りたい人は、直接FX業者に問い合わせてみましょう。

ブリッジに関する情報を開示しない業者であれば、アービトラージ含め使用を避けた方が良いかもしれません。

まとめ

海外FXを利用してできるアービトラージは、ボーナスアービトラージを除く、3種類です。

  • レイテンシーアービトラージ
  • スワップアービトラージ
  • トライアングルアービトラージ

どれも実際に行うとなると、高精度かつハイスピードな取引が必要であり、スワップなど変動要素も加味すると素人には難しい取引かもしれません。

また業者間の両建てなど禁止事項もあるため、アービトラージをやる際は十分に注意しましょう。

 

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