こんにちは!つむぎです。
この記事では、下記の悩みを解決できるように書いています。
- FXスイングトレードとはどんなスタイル?
- FXスイングトレードのメリット・デメリットとは?
- FXスイングトレードの手法・コツ・分析方法は?
- FXスイングトレードに合ったオススメ口座
最近はコロナの影響により、FXで副収入を望む人たちが増えてきています。
しかし、いざやろうと思っても、
- 「スイングトレードって初心者向けなの?」
- 「スイングトレードの手法って、どんなものがあるの?」
- 「手法のコツって何?」
などと考えてしまい、最初の一歩が踏み出せない方が大勢いると思います。
しかしそんな疑問を解決すれば、初心者でも確実に利益を獲得することができます。
それでは「FXスイングトレードで稼ぐ手法4つと6つのコツ」について、詳しく見ていきましょう。
目次
FXスイングトレードとは?
FXは期間によって、呼び名が変わります。
トレード名 | 保有期間 | 特徴 | 難易度 |
スキャルピング | 数分以内 | 取引回数を多くして、小さな利益を積み重ねる | 高 |
デイトレード | 1日以内 | 1日に1回~数回取引する | 中 |
スイングトレード | 数週間以内 | 取引してから利益or損失が出るまで観察する | 低 |
長期トレード | 数週間~数ヵ月 | 取引してからスイングトレード以上に観察する | 中 |
FXスイングトレードの特徴
表から「スイングトレード」は相場を予想、取引してから長くても数週間保有し、そこから利益or損失が出るまで観察するトレードスタイルです。
難易度は低めなので、初心者にはオススメです。
FXは取引にかける時間よりも、分析にかける時間の方が重要になります。
初心者は分析に時間がかかる為、取引回数が多い「スキャルピング」や「デイトレード」だと分析だけで終わってしまい、時間が足りなくなります。
注意点は?
- レバレッジは少な目にする
- 損切り設定を徹底する
理由は、急な相場変動で損失を減らすためです。
スイングトレードは、長いと数週間保有します。
例えば2016年の「米大統領選」の時は、相場が「104円→101円→106円」と変動し荒れました。
もしここで「レバレッジ25倍の10万枚で買い、損切は後で♪」と取引していたら、ゾっとする様な損失を生んでいます。
これを読んでいると「FXって怖っ!」と思うかもしれませんが、安心してください。
キチンとルールに沿ってやれば、初心者でもFXで利益が出せるようになります。
では次に、FXスイングトレードのメリットを見ていきましょう。
FXスイングトレードのメリット
スイングトレードのメリットは、2つあります。
- 短期的な変動に振り回されない
- チャート確認は1日1回でいい
短期的な変動に振り回されない
スイングトレードではレバレッジを下げ、損切り幅を大きく取ります。
そのため短期的に発生する「ダマシ」や、大口投資家が仕掛ける「損切り狩り」に遭わずにすみます。
チャートの確認は1日1回でいい
取引開始したらスイングトレードのチャート確認は、日足をベースに1日1回でOKです。
忙しいサラリーマンや主婦でも、スキマ時間を見つけて取り組むことができます。
ここまでスイングトレードのメリットを紹介しました。
では反対にデメリットはどうなのかと、気になりますよね?
次にデメリットを紹介していきます。
FXスイングトレードのデメリット
スイングトレードのデメリットは、2つあります。
- 資金を十分に準備しておく必要がある
- 急な相場変動時がある
資金を十分に準備しておく必要がある
スイングトレードは保有期間が長いため、利益が出るまで損切り幅を大きく取る必要があります。
つまり含み損を抱えたとしても、損切りされない様に「耐える」ということです。
損切り幅を大きく取る為にも、資金を十分に準備しておく必要があります。
急な相場変動時がある
スイングトレードは長いと数週間保有します。
その間に経済指標や要人発言でサプライズが起こると、急な相場変動が起こります。
こうなると含み損を抱えるか、最悪損切りに遭います。
これでスイングトレードのメリット・デメリットが理解できたと思いますが「実際やるとなったら、どうやればいいの?」と疑問に思われることでしょう。
次にそのやり方=「手法」について、説明していきます。
FXスイングトレードの基本的な手法4つ
- 保有ロット数は少なめに、注文幅は広く
- 最小ポジションを常に保有
- 時間足
- トレンドに沿った売買
保有ロット数は少なめに、注文幅は広く
保有ロット数を少なめにする理由は、損切りにあっても損失を少なくする為です。
FXでは、必ず損切りする場面があります。
その時に全力で取引していると損切り額も大きくなり、立ち直れない可能性があります。
また注文幅を広くする理由は、損切り狩りに遭わずに大きな利益を得るためです。
注文幅が狭いと損切回数も増え、利益も小さくなってしまいます。
最小ポジションを常に保有
ポジションとは「取引している状態」のことです。
最小ポジションを常に保有していれば、サプライズで利益を伸ばせる可能性があります。
サプライズの例として、
- トランプ大統領のトンデモ発言で高騰
- どこかの国が戦争を開始して暴落
なんて事がよくあるからです。
時間足
FXスイングトレードの場合、週足→日足の順に確認してトレンドを確認します。
トレンドが確認できたら、日足or4時間足で売買タイミングを計ります。
トレンドに沿った売買
「トレンド」には、主に3つあります。
- 高値・安値が共に上がり続ける「上昇トレンド」
- 高値・安値が共に緒に下がり続ける「下降トレンド」
- 高値・安値が決まった値段で上下に往復する「レンジ」
「上昇トレンド」の場合、
100円(高値)→少し下がって安値(98円)→高値更新(102円)→安値更新(100円)→・・・
と高値・安値が共に上がり続けます。
売買タイミングは、安値(98円or100円)で「買い」で入ります。
「下降トレンド」ならこの逆で、
98円(安値)→少し上がって高値(100円)→安値更新(96円)→高値更新(98円)→・・・
と高値・安値が共に下がり続けます。
売買タイミングは、高値(100円or98円)で「売り」で入ります。
「レンジ」の場合は、
高値(102円)→安値(98円)→高値(102円)→安値(98円)→・・・(繰り返し)
と※高値・安値が決まった値段で上下に往復します。
売買タイミングは、高値(102円)なら「売り」、安値(98円)なら「買い」で入ります。
※決まった値段(高値・安値)を線で結ぶと、この線でレジスタンス(抵抗)やサポート(支持)している様に見えますので、「レジサポライン」と呼びます。
ここまで手法について解説してきました。
次からは、利益を出して儲かるためのコツについて説明していきます。
FXスイングトレードで儲かるためのコツ
スイングトレードで儲かるコツは、6つあります。
- 損切りの設定
- レバレッジを控えめに設定
- 稼ぎやすい通貨ペアをチョイス
- 日足と週間チャートを注目しておく
- トレンドに沿ってトレードをする
- マイナススワップに注意
損切りの設定
損切り設定は「ストップロス注文」で行います。
目安は「証拠金の2%以内」で、レジサポラインの少し外に設定します。
こうすれば、売買開始直後に相場が急変したとしても慌てずにすみ、精神的にも安心できます。
初心者は売買開始と同時に、「ストップロス注文」を入れる習慣を身に付けましょう。
レバレッジを控えめに設定
レバレッジとは「テコの原理」のことで、証拠金を数倍にして取引するシステムです。
レバレッジを高くし過ぎると、自分の想像以上の取引が可能になってしまうため、注意が必要です。
初心者は3倍以下に留めておきましょう。
例えば、
- 証拠金40万円
- レバレッジ3倍
なら最大120万円分の取引ができます。
証拠金は入金or利益確定でもしない限り増えませんので、レバレッジを低めに設定しておけば、設定ミスによる想定外の大きな注文を減らすことができます。
稼ぎやすい通過ペアをチョイス
スイングトレードでは、トレンドが継続しやすいメジャー通貨がオススメです。
- 「ドル円」
- 「ユーロドル」
- 「ユーロ円」
- 「英ポンド円」
これらは流通量が多く、情報も入手しやすい為、初心者にも取っ付きやすい通貨ペアになります。
週足と日足チャートに注目する
手法の「時間足」で説明した通り、スイングトレードでは週足と日足チャートを中心にトレンド分析します。
スイングトレードで重要なのは「全体的に」相場を把握することです。
1時間足や15分足など短いもので分析すると、全体的に相場を把握することが難しくなります。
例えるならゾウの動きを予測したいのに、ゾウの背中を歩いているアリの動きを観察しているような状態です。
トレンドに沿ってトレードをする
週足や日足でトレンドが発生すると、継続しやすい傾向があります。
この流れに沿って取引する事を「トレンドフォロー」と言います。
具体的には、
- 「上昇トレンド」なら「買い」で入る
- 「下降トレンド」なら「売り」で入る
といった取引をします。
しかし、トレンドは要人発言などの経済イベントで終わる可能性があります。
経済イベントは、できるだけチェックしましょう。
マイナススワップに注意
通貨ペアには金利差があり、これを「スワップ」と言います。
「ドル円」のような円絡みの通貨ペアは、買いで入ると保有している間に「スワップ」分の利子が付きます。
逆に、売りから入ると「スワップ」分の利子が取られます。
これを「マイナススワップ」と呼びます。
ですので売りで入る時には、注意しましょう。
次に、スイングトレードに適したテクニカル分析を解説します。
FXスイングトレードに適したテクニカル分析
テクニカル分析とは、チャートの動きから相場を予測することです。
スローストキャスティクスとボリンジャーバンドの組み合わせ
スローストキャスティクスとは、買われ過ぎ・売られ過ぎを判断するオシレーターの一種です。
%Dと%SD(%Dの平均)を使用します。
使い方は、
- 80%以上で%Dが%SDを上抜けしたら、買い
- 20%以下で%Dが%SDを下抜けしたら、売り
と判断して売買タイミングに利用します。
また、「ダイバージェンス」と呼ばれる形が発生したら転換サインと判断できるので、売買or利確サインとして利用できます。
ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に標準偏差σ(シグマ)を上下に表示するテクニカルです。
-2σ~+2σの間にチャートが存在する確率が95.5%なので、-2σ/+2σバンドに近づいてきたら、売買or利確サインとして判断できます。
また、±2σの間を行き来している状態を「バンドウォーク」と呼び、トレンド継続の根拠となります。
組み合わせとして、
- スローストキャスティクスの上抜け・下抜け確認
- ボリンジャーバンドの±2σタッチ後、バンドウォーク発生を確認して売買を開始
といった売買タイミングを計る分析に役に立ちます。
MACDと一目均衡表の組み合わせ
MACDとは、指数平滑移動平均線(EMA)を使ったテクニカルです。
「長期EMA」「短期EMA」「シグナルライン」の数値を設定すると
- MACD=短期EMA ー 長期EMA
- シグナルライン=MACDの平均線
から計算された2本のラインが表示されます。
この2本の位置関係や上抜け・下抜けで、売買タイミングを計るのに使用します。
一目均衡表は「転換線」「基準線」「遅行線」のライン3本と、「上昇雲」「下降雲」からトレンド判断に使うテクニカルです。
特に「上昇雲」「下降雲」だけを見るだけでトレンドが
- 「上昇雲」が発生=上昇トレンド
- 「下降雲」が発生=下降トレンド
とカンタンに判断できるため、初心者にオススメです。
組み合わせとして、
- MACDのラインの傾きと、一目均衡表の「上昇雲」「下降雲」でトレンド確認
- MACDのライン2本の上抜け・下抜けの確認で売買開始
といった売買タイミングを計る分析に役に立ちます。
次に、スイングトレードにオススメな口座をご紹介します。
FXスイングトレード手法のおすすめの口座
スイングトレードに向く証券口座かは、以下をチェックしましょう。
- 経済指標などの情報が豊富に入手できるか?
- スワップポイントは高いか?
- 取引量を小さくする為に1000通貨から取引可能か?
FXブロードネット
特徴
- 取引コストを抑えたい
- 自動売買に興味がある
- 1000通貨から取引可能
自動売買システム「トラッキングトレード」に人気があり、初心者には判断が難しい「レンジ」でもキチンと利益を生み出してくれる魅力があります。
GMOクリック証券
特徴
- スワップポイントがとにかく高い
- 1万通貨から取引可能
スワップポイントが他社に比べてとにかく高いのが特徴です。
スイングトレードでスワップポイントも重視したい方には、オススメの証券口座になります。
外為オンライン
特徴
- 為替情報が豊富にある
- スワップポイントは通貨ペアによっては最高水準
- 1000通貨から取引可能
チェックポイントを全て満たしているので、スイングトレード初心者にオススメできる証券口座です。
まとめ
ここまで「FXスイングトレードで稼ぐ手法4つと6つのコツ」を解説しましたので、まとめてみましょう。
FXスイングトレードで稼ぐ手法4つ
- 保有ロットは少な目で注文幅を広くすることで、損失を最小にする
- 最小ポジション保有で、サプライズで利益を狙える
- 週足→日足の潤でトレンド確認、日足or4時間足で売買タイミングを確認する
- トレンドには「上昇トレンド」「下降トレンド」「レンジ」がある。
FXスイングトレードで儲かるための6つのコツ
- 損切りは「証拠金の2%以内」
- レバレッジは3倍以内にする
- オススメ通貨ペアは「ドル円」「ユーロドル」「ユーロ円」「英ポンド円」
- 週足と日足でトレンド分析する
- トレンドは継続しやすい傾向があるため、「トレンドフォロー」が大切
- 通貨ペアによってはマイナススワップがあるので、売りから入る時は注意する
スイングトレードに限らず、何事もやってみない事には分かりませんので、この機会にぜひチャレンジしてみましょう。