こんにちは!つむぎです!
FXの情報を集めていると、「大金を溶かした」と言うトレーダーのブログやSNSを見かけると思います。
それを読むと、自分も大損して破滅してしまうのではないかと怖くなってしまいます。
しかし、FXはやり方さえ間違えてなければ大損するリスクを限りなく減らすことができます。
この記事でその方法を8つお伝えしていくので、大損をせずFXで利益を出すためのヒントにしてください。
目次
FXの自動売買で大損する可能性はあるのか?
自動売買はあらかじめ決めたルールどおりにコンピューターが取引するトレード方法なので、トレーダーが感情に振り回されて大損するといったリスクはほとんどありません。
その意味では、判断に感情が入りやすい初心者にもオススメできるトレード手法です。
しかし、プログラムの選び方を間違えたり、過度なリスクを取りすぎたりすれば、大損する可能性があります。
そもそもFXは元本割れのリスクがあるので、自動売買と言えど、そのリスクをゼロにすることはできないです。
そこで、トレーダー自身がリスクを下げるようにプログラムを選んだり設定したりする必要があります。
どうすれば自動売買で大損するリスクを下げられるのか、これから解説していきます。
FXの自動売買で大損しないための8個の注意点
感情が入らない分、大損しにくいFXの自動売買ですが、思わぬ落とし穴にハマって損してしまう可能性はあります。
リスクを最小限にするためにも、以下の8個の注意点を守ってFXをやりましょう。
- 為替が変動するタイミングを押さえる
- 損切りルールを設定しておく
- レバレッジをかけすぎない
- ランキングに振り回されない
- メジャーな通貨ペアを選ぶ
- 相場に合ったプログラムを選ぶ
- 定期的にプログラムを見直す
- 余剰資金で投資する
為替が変動するタイミングを押さえる
自動売買プログラムは、相場の急変に対応しにくく、トレンドが変わったときに損失を出しやすいです。
これを防ぐためには、相場が急変しやすいタイミングをあらかじめ押さえておき、その時間帯は自動売買を停止するなどの戦略をとると良いでしょう。
相場が急変しやすいのは、主に重要な経済指標が発表されるタイミングです。
特に重要な指標は以下のとおりなので、発表される日時をメモしておき、自動売買の停止の計画を立てるのに役立ててください。
- アメリカの雇用統計
- FOMC政策金利
- ECB政策金利
- アメリカ、ヨーロッパ、日本のGDP
経済指標は他にもたくさんあるのですが、為替への影響が特に大きい代表的なものは以上の4種類です。
経済指標が発表される前に自動売買を止めておいたら、発表後のトレンドを見極めてプログラムを選んで稼働させることも忘れないようにしましょう。
損切りルールを設定しておく
自動売買でも、損切りのルールを設定しておくことが大切です。
自動売買でも裁量トレードでも、FXで勝率を高めるためには、利益を大きくして損失を小さくすることです。
損失が膨らむ前に決済し、小さな損で済ませることで、利益を守ることができるからです。だから損切りが非常に重要なのですね。
最初から損切りが組み込まれたプログラムもありますが、組み込まれておらず、トレーダーが自分の手で設定しなければいけないこともあります。
自分が選んだプログラムには、損切りのルールが組み込まれているのか確認してから稼働させましょう。
レバレッジをかけすぎない
レバレッジをかけてFXをやると、利益も大きくなりますが、損失も大きくなってしまいます。
大損したくないなら、レバレッジは低めに抑えておきましょう。
日本では、FXのレバレッジは最大で25倍です。
しかし、25倍で取引した場合、たった2%の損失でも50%の損失になってしまい、資金が半減してしまいます。まさに大損ですよね。
FXの初心者なら、最初は2倍から3倍のレバレッジで取引を始めるのが良いでしょう。
そこからレバレッジを増やしていくにしても、10倍までに留めるなど、レバレッジを少なめにすれば大損するリスクは極めて低くなります。
ランキングに振り回されない
FX会社で自動売買を始める場合、用意されている数多くのプログラムの中から自分の好みのものを選ぶことになります。
この時、人気ランキングなどを参考に選ぶかもしれませんが、深く考えずに上位のプログラムを選ぶのはやめましよう。
自分の目的に合ったプログラムはどれなのか、よく考えて選んでください。
人気ランキング上位に入るプログラムは確かにシミュレーションの成果が良いのですが、それは過去の相場に当てはめたときに利益が出ているだけに過ぎません。
今後の相場でも同じくらい利益が出るとは限らないので、人気など表面的な情報だけで選ぶと、思わぬところで大損してしまうリスクがあります。
自動売買プログラムにはさまざまな種類があるので、トレーダーが目的に応じて選ぶ必要があります。
例えば、相場の7割が初心者には難しいレンジ相場とされているので、ここで利益を取りたければレンジ相場に向いたプログラムを選ぶと良いでしょう。
どうして自動売買を使いたいのか、目的をはっきりさせることで自分に合ったプログラムを選べるようになります。
表面的な情報に流されないようにしましょう。
メジャーな通貨ペアを選ぶ
マイナーな通貨ペアよりも、メジャーの通貨ペアの方が大損しにくいです。
ドル円やユーロドルのように、取引量が多い通貨ペアを選択しましょう。
マイナーな通貨ペアでも、損切りの設定を入れておけば問題ないと思われるかもしれません。
しかし、マイナーな通貨ペアは取引する人が非常に少なく、必ずしも自分の希望した価格で決済できるとは限りません。
スリップページが発生したり、損切りしたい価格での注文が通らずいつまでも決済できなかったりするリスクがあります。
メジャーな通貨ペアでもこのようなリスクが皆無というわけではないのですが、基本的には希望の価格に近いところで損切りすることができます。
大損したくないなら、わざわざマイナーな通貨ペアに手を出す必要は無いでしょう。
相場に合ったプログラムを選ぶ
自動売買のプログラムは万能ではなく、相性の良い相場が存在します。
相場に合ったプログラムを選ぶことで、大損するリスクを下げることができます。
相場はトレンド相場とレンジ相場の2種類に分けられますが、1つの自動売買プログラムを当てはめようとすると無理が生じます。
それぞれの相場に合ったプログラムがあるので、使い分けるのがオススメです。
ちなみに、トレンド相場になりやすい通貨ペアや、レンジ相場になりやすい通貨ペアが存在します。
自動売買は放置で稼ぎたい人が多く利用しているので、トレンドが転換しにくいレンジ相場を狙うことが多いです。
豪ドルとNZドルのペアのように、レンジ相場を形成しやすい通貨ペアを選んだ場合、1つのプログラムだけでも大きな問題ないことがあります。
定期的にプログラムを見直す
短い期間でトレンドが変わったことに対応するために、上記のように相場に合ったプログラムを選んでいただきたいのですが、それだけでは不十分です。
数種類のプログラムをローテーションのようにして数年間使っていると、少しずつズレて最適なプログラムではなくなっているため、今の相場に合っているのか定期的にプログラムを見直しましょう。
これは、相場のトレンドが短期間なものだけでなく、数年から数十年といった長期間続くものもあるからです。
例えば、2010年には1ドル=80円台だったことがあるのですが、2020年現在は105〜106円程度です。
2010年代に使っていたプログラムを、現在もそのまま使うことは現実的ではありません。
特にレンジ相場向けのプログラムは、「この通貨ペアだと○○円から○○円に収まる確率が高い」と過去のデータを基に割り出し、プログラムに反映しています。
つまり、同じレンジ相場でも時間が経てば収まるレンジが変わってくるので、プログラムの設定を変えたり、他のプログラムを選んだりしなければなりません。
このように、短期的な相場の急変だけでなく、時間をかけてじわじわと変わる相場の変化にも対応しなければなりません。
最適な自動売買プログラムを選べているか、ときどき見直すと良いでしょう。
余剰資金で投資する
FXに限らず、投資は余剰資金で行いましょう。
これは大損しないこととは少し違うのですが、FXで大損して人生を破滅させないために押さえておいて欲しいことです。
生活費やマイホーム購入資金、子供の学費のための貯金など、必要なお金をFXに使ってはいけません。
どんな対策をしても、大損するリスクはゼロにはできないからです。
もしこれらのお金を使って大損してしまったら、人生計画を変えなければなりません。
そうならないためにも、最悪無くなっても人生に影響がない余剰資金でFXを行いましょう。
まとめ
FXで大損しないための注意点を8つ解説してきました。
特に損切りルールを組み込むことや、レバレッジをかけすぎないことは大損を防ぐために重要です。
ご紹介した8つのポイントを守れば大損するリスクは低くなるので、トレードの役に立てていただければと思います。