こんにちは!つむぎです。
FXの取引時間について気にしたことはありますか?
平日なら24時間取引することができますが、実は「取引しやすい時間帯」と「取引しにくい時間帯」があるのです。
この記事では、FXの取引時間が通常と異なる例外的な日や、取引するのにおすすめの時間帯について解説していきます。
思わぬ損失を防ぎ、FXの勝率をアップさせるためにも、自分に合った時間帯を探していきましょう。
目次
FXができる取引時間
FXは平日なら24時間取引することができます。
世界中のどこかの市場が開いていれば取引できるので、日本が夜中であってもFXができます。
ちなみに、時間によってトレーダーがFXの取引する会社を変えるなどの必要はありません。
どこの市場が開いているか意識する必要は無いので、「平日なら24時間取引できる」と覚えておきましょう。
比較として株式について考えてみると、国内の株式を取引するには証券取引所が開いている平日の9時~11時半、12時半~15時でなければ取引できません。
時間外取引も可能ではありますが、一般的にはこの時間内での取引となります。
平日の日中はお仕事で忙しい方も多いと思いますので、副業で株式投資をやるのは難しいかもしれません。
その点、FXは平日なら早朝、夕方、夜中といった時間帯でも取引できます。
自分のライフスタイルに合わせて取引できるので、専業トレーダーも副業トレーダーも取り組みやすいですよね。
平日でも取引できない日程・時間
FXは平日なら24時間取引できるのですが、例外がいくつかあり、それが祝日です。
日本は平日でも海外は祝日だったり、その逆の場合、取引できる時間帯が変則的になります。
どんな日は取引時間が変則的になるのか、具体的に見ていきましょう。
クリスマス(12月25日)
12月25日のクリスマスの日は、平日であれば日本の市場は開いていますが、海外ではほとんどの市場が閉まっています。
海外ではクリスマスを祝日としている国が多いからです。
そのため、12月25日は東京外国為替市場が開いている7時から15時まで、FXの取引をすることができます。(ただし、FX会社によっては取引できないこともあります)
大晦日(12月31日)
大晦日は日本では祝日ですが、海外では祝日でないことが多いです。
そのため、海外市場では12月31日が平日なら開いているところがあります。
ただし、実際の取引時間はFX会社によって異なります。
大晦日にも取引したい人は、FX会社の大晦日の取引時間を確認しておきましょう。
なお、1月1日の元日は海外の市場も休場となっています。
1月1日はどのFX会社でも取引できない、と覚えておきましょう。
翌日の1月2日からはほとんどのFX会社で取引ができます。
その他の祝日
他にも、日本が祝日で海外が平日の日や、日本が平日で海外が祝日の日は、取引時間がイレギュラーになることがあります。
日本のFX会社を使う場合、日本の祝日であっても土日でないなら基本的には取引することができますが、場合によっては取引できない時間帯が出てくる可能性はあります。
とはいえ、あまりしっかりと気にする必要はない程度の問題だと思います。
あえて翌日に取引を持ち越すトレードスタイルの方など、どうしても気になる方はお使いのFX会社のカレンダーを確認しておきましょう。
FXでおすすめの取引時間
何時にどの市場が開いているかを覚える必要はありませんが、取引のしやすい時間帯と取引しにくい時間帯があるのは確かです。
24時間取引できるのがFXの魅力ではありますが、取引しやすい時間帯を狙ってFXをやった方が、勝率が上がったり取引チャンスが増えたりして利益を出しやすいです。
ぜひ取引しやすい時間帯を押さえてFXをやっていきましょう。
取引しやすく誰にでもおすすめできるFXの取引時間は、日本時間で以下のとおりです。
なぜ取引しやすいのか、理由を見ていきましょう。
- 8時~10時
- 16時~18時
- 21時~23時
8時~10時
朝8時から10時は、日本や中国などアジアの人が活動を始める時間帯で、為替相場が活発に動き始める時間帯となります。
FXなど外国為替市場の参加者が多くなるので、トレンドに素直な値動きが期待できます。
さらに、参加者が多いということは値動きも活発になるため、エントリーのチャンスも多く確保できます。
なお、月曜日の朝6時から8時頃は大きな値動きがある可能性がありますが、8時以降なら値動きが落ち着いてから参加できるメリットもあります。
土日に大きなニュースがあった場合、月曜の早朝に不規則な値動きをすることが多いので、それが落ち着いてからエントリーした方が利益を取りやすいと思います。
16時~18時
ロンドン市場を中心とするヨーロッパ市場が活発になり始めるのが夕方の16時頃なので、16時から18時もFXでおすすめの時間帯です。
市場への参加者が多いので、トレンドに素直な値動きをしやすいく、予想も立てやすいです。
FX初心者の方でもエントリーしやすいと思います。
なお、時間中には欧州圏の経済指標の発表が行われることがあり、結果を受けて相場が大きく動くことがあります。
チャートだけでなく、経済指標の発表タイミングにも注意して取引しましょう。
21時~23時
夜21時から23時は、FXで最もおすすめの時間帯です。
ニューヨーク市場を中心にアメリカの参加者が増え、かつヨーロッパの参加者もいる時間帯なので、1日のうちで最も参加者が多く活発な値動きが期待できるからです。
日中は本業で忙しいサラリーマンや主婦の方でも、この時間帯に副業のような感じでFXで稼いでいる、という方も大勢います。
特に、ドル円やユーロドルのように米ドルを取引するFXトレーダーには、21時から23時がおすすめです。
米国の参加者もこれらの通貨を取引しているトレーダーが多く、トレンドに素直な値動きになりやすいからです。
なお、ヨーロッパと同様、この時間帯にアメリカの経済指標が発表されて相場が大きく動くことがあります。
こちらも、チャートだけでなく経済指標の報道にも注意して取引しましょう。
土日に為替相場が動くこともある!?
土日は基本的にはFXができないのですが、為替相場は若干動いています。
なぜかというと、中東の国の中には金曜が休みで日曜は平日という国があり、そこでは市場が開いて為替取引が行われているためです。
中東のトレーダーもあまり参加していないので値動きはわずかなのですが、稀に週末に大きな事件や出来事が起こると、土日に大きく相場が動くことがあります。
土日もが動く特殊な為替レートのため、「中東レート」「未来レート」と呼ばれることもあります。
基本的には個人のFXトレーダーが未来レートまで確認する必要は無いと思います。
月曜日の朝になれば、オセアニア市場や日本市場でも値動きが反映されるからです。
しかし、土日に為替相場が動く可能性があるなら、気を付けなければならないことがあります。
それがポジションの持ち越しなので、詳しく見ていきましょう。
ポジションの持ち越しに要注意
金曜日にポジションを保有したまま週末を迎えると、思わぬ相場の急変に巻き込まれてしまうかもしれないので、注意してください。
これをポジションの持ち越しと言いますが、持ち越す期間が長ければ長いほど、想定外の事態が起こって損をするリスクが高まります。
基本的にはポジションは持ち越さず、当日中に決済するのがおすすめです。
中東レート・未来レートに限らず、土日に大きな出来事があれば月曜の早朝の相場に反映され、金曜日とは全く違うトレンドの相場になってしまうかもしれないのです。
金曜日に予想していた利益確定ポイントで決済することも、損失を小さく抑えられるポイントで損切りすることもできない相場になっているかもしれません。
そのため、ポジションは持ち越さずに当日中に決済した方が、思わぬ大損を招かないのでおすすめです。
まとめ
FXの取引時間とおすすめの時間帯について解説してきました。ポイントをおさらいしておきましょう。
- FXは平日なら24時間取引できる(例外となる祝日もある)
- 取引しやすいのは日本時間の8時~10時、16時~18時、21時~23時
- 金曜日から月曜日にポジションを持ち越すのはハイリスク
平日ならどの時間帯にでも取引でき、ライフスタイルに合わせて取り組めるのがFXの大きな魅力ですが、取引しやすい時間帯・取引しにくい時間帯があります。
自分が取引しやすい時間帯を見つけることで、勝率もアップさせられますし、体の負担も軽減できると思います。
ぜひご自身に合ったFXの取引時間を見つけましょう。