FX手法

FXで損失が出る理由とは?レバレッジ・ロスカットの意味と対策

こんにちは!つむぎです!

「FXで1000万円の損失が出た…」など、とんでもない大損をした人がSNS上で話題になることがあります。

もし自分が1000万円もお金を失ったら、と考えると貯金が無くなるだけでなく、借金までしてしまうことをイメージしてしまうかもしれません。

FXに対して怖い印象を持っても当然だと思います。

しかし、FXは適切に資金管理をしていればそんな大金を失うことは基本的にありません。

10万円の資金で運用している人は損失も10万円以内に収まるものです。

つまり、投資に使った10万円を失う可能性はありますが、借金が10万円になるということではないのです。

1000万円の損失を出してしまった人は、FXに使っていた1000万円が無くなっただけで、1000万円の借金を背負ったわけではありません。

このように、FXの損失は使っている資金の範囲内に収まる仕組みになっています。

これからFXを始める方は、「損失が出て借金を背負うことになったらどうしよう…」と恐怖を感じているかもしれませんが、この記事ではそこまで思いつめなくて良い理由について解説していきます。

目次

FXで損失が出る仕組み

FXにおける損失は資金の範囲内に収まる仕組みですが、「絶対に儲かる」と保証されているわけではありません。

借金までは行かないものの、お金を失ってしまうリスクはあるのです。

まずはどんなときにFXで損失が出るのか学んでいきましょう。

予想が外れると損失が出る

FXは、これから為替相場が上下どちらに動くかを予想してエントリーし、その予想どおりに相場が動けば利益が出る仕組みです。

ということは、予想が外れて反対方向に為替が動いたら、損失が出てしまいます。

つまり、「これから相場が上昇する」と思って買いでエントリーした場合、読みが外れて相場が下がると損失が出ます。

逆に「これから相場が下がる」と思って売りでエントリーした場合も同様で、予想が外れて相場が上がると損失が出ます。

予想が外れたからといって、そのままポジションを持ち続けると、損失が膨らんでいく可能性があります。

損失を最小限に抑えるには「損切り」が有効なので、後ほど解説していきます。

レバレッジのかけすぎに注意

FXで致命傷を負わないために気を付けたいのが、「レバレッジ」です。

レバレッジとは、自分が持っているお金より大きなお金を動かして取引することです。

例えば、証拠金として10万円を入金した場合を考えましょう。

レバレッジ1倍なら10万円、2倍なら20万円、10倍なら100万円分の取引ができることになります。

レバレッジを大きくするほど、大きなお金を持っているつもりで取引ができるので、利益も大きくなります。

そのため、FXではレバレッジをかけた取引の方が普通なくらいです。

レバレッジ1倍と10倍とでは、利益も10倍異なるからです。

しかし、レバレッジをかけると損失も大きくなるデメリットがあります。

例えば、レバレッジ1倍なら1万円の損失で済んだところ、レバレッジ10倍だと一気に10万円の損失になってしまうのです。

したがって、レバレッジのかけすぎには注意しなければなりません。

高レバレッジはハイリスク・ハイリターンではありますが、損失も膨らみやすく、上級者向けと言えます。

初心者の方はレバレッジ2~3倍程度から始め、ローリスク・ローリターンな取引でFXを上達していくのがおすすめです。

FXのロスカット(強制決済)とは

FXでは大きな損失を防ぐため、「ロスカット(強制決済)」という仕組みがあります。

これがくせ者で、基本的には損失の拡大を防ぐ良い仕組みなのですが、タイミングが悪いと「損失を確定させる」という悪い仕組みになってしまいます。

FXトレーダーが損をしないために絶対に知っておかなければならないロスカットについて、詳しく見ていきましょう。

ロスカットの仕組み

ロスカットとは、FXトレーダーの損失が一定の範囲を超えたら、強制的に決済する仕組みです。

それまで持っていたポジションが決済されるので、損失が確定する仕組みです。

どのようなときにロスカットされるかと言うと、証拠金維持率が一定の割合を下回ったときです。

証拠金維持率とは、必要証拠金に対する有効証拠金の割合です。

やや難しい専門用語が出てきたので、1つずつ丁寧に説明していきましょう。

有効証拠金とは、トレーダーの口座に入っているお金の評価額のことです。

FXを始めるためには、現金を入金して取引を始めますよね。

そしてその中の一部のお金を使ってFXのポジションを取ります。

これらの現金と外国通貨を合わせた、トレーダーの資産のことを有効証拠金と言います。

必要証拠金とは、新たなポジションを取るために必要な証拠金のことです。

レバレッジ10倍のとき、円換算で100万円分のポジションを取るなら、必要証拠金は10万円となります。

トレーダーの有効証拠金が必要証拠金を上回っているときだけ、新たなポジションを取ることができます。

これらの用語の意味を踏まえると、証拠金維持率とは、新たなポジションを取るのに必要なだけ有効証拠金があるかどうかを示す指標となります。

証拠金維持率が100%を超えていれば、問題なく新たなポジションを取ることができます。

しかし、下回っている場合、FX会社によっては新たなポジションを取れません。

お金が足りない状態だからです。

証拠金維持率が下がるとロスカットされるのは、「お金が足りているかどうか」を証拠金維持率で判断するためです。

FX会社によって異なるのですが、証拠金維持率が80~100%を下回ると、ロスカットが行われます。

お金が足りなくなるほどの損失が出ており、「これ以上損失が拡大したら借金になってしまう」という状況を回避するため、証拠金維持率が下がったら強制決済、すなわちロスカットが行われ、ポジションはすべて解消されるのです。

以上のとおり、ロスカットはもともと「トレーダーの想定以上に損失が拡大することを防ぐための仕組み」です。

しかし、ロスカットによって思わぬ損をしてしまうことがあるのです。

次の項目で詳しく見ていきましょう。

ロスカットで損失が出る場合

有効証拠金が少ない場合、頻繁にロスカットされて損失が出やすいです。

常に証拠金維持率が100~120%という100%スレスレの状態にある人は、もっと証拠金を入金するか、ポジションをいくつか解消するなどして、証拠金維持率を上げた方が良いでしょう。

ロスカットはそもそも「非常に大きなマイナスを食らわないようにする仕組み」なので、稀に巻き込まれる分には仕方ありませんが、しょっちゅう巻き込まれて良いものではありません。

頻繁に損失を確定してしまうことになるので、利益が出にくくなってしまいます。

理想的には、ロスカットに頼らず取引できるのが一番です。

万が一の相場の急変のときは、ロスカットがセーフティーネットになってくれるのですが、普段は証拠金を多めに用意してロスカットされない取引を心がけましょう。

FXで損失を防ぐためのポイント

FXで損失を防ぐためには、「予想が外れること」への対処と、「思わぬロスカットに巻き込まれないこと」の2点が重要になります。

これらのリスクに対処しながら、快適にFXをやるためには、以下の3つのポイントを守っていただければと思います。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

  1. 損失を広げない「損切り」
  2. 証拠金は多めに入れておく
  3. 適切な資金管理

損失を広げない「損切り」

相場が予想と違う方向に動いたときは素早く損切りできるよう、エントリーのときに注文を入れておきましょう。

「OCO注文」という方法なら、利益確定と損切りの両方を狙うことができるので、これを使っていきます。

OCO注文とは、注文を2つ出しておいて、どちらかが成立したらもう片方をキャンセルする、という便利な注文方法です。

買いや売りでエントリーしたら、OCO注文によって利益確定と損切りの両方の注文を出しましょう。

相場が予想どおりに動いて利益確定できたら何の問題もありませんし、予想が外れてしまった場合も損切りできるので、損失を最小限にできます。

手動で損切りしようとすると、「もう少し待てば相場が予想の方向に戻ってくるかも」といった迷いが生じやすく、損切りしにくくなってしまいます。

迷っているうちに損失が拡大することを防ぐためにも、OCO注文を使って損切りしましょう。

潔い損切りによって、損失を最小限に抑えましょう。

証拠金は多めに入れておく

証拠金は多めに入金しておき、最低でも証拠金維持率が300%以上になるようにしておきましょう。

相場が急変すると300%でもいつの間にか下がって足りなくなる可能性があるので、最低を300%とし、できればもっと潤沢に入金しておくことをおすすめします。

これは、証拠金が100%近くのまま運用していると、日常的にロスカットに遭って強制決済されてしまう可能性が高いためです。

利益を出すために取ったポジションが、証拠金が足りないという理由で強制決済されてしまうと、FXで儲けることはできません。

普段から不本意なタイミングでロスカットに遭わないよう、証拠金は300%以上を保ちましょう。

適切な資金管理

FX口座に入金しているお金は、ロスカットによって強制決済されると、損失補填に使われてゼロ円になってしまう可能性があります。

そのため、FX口座に入金するのは余剰資金のみにして、資金管理を行いましょう。

例えば1000万円をFX口座に入金しており、ロスカットに遭ってしまった場合、1000万円全額が損失補填に使われてしまいます。

これを「FXで1000万円溶かした」のように表現するのですね。

FX口座に入金するのは、FXに使える余剰資金だけです。

証拠金維持率を高く保つ必要はあるのですが、生活費や子供の教育費など絶対に失いたくないお金をつぎ込んでまで、FXをやるのはやめておいた方が賢明でしょう。

まとめ

FXで損失が出る仕組みや、レバレッジ、ロスカットについて解説してきました。

ポイントをまとめると、以下のとおりです。

  • 為替相場が予想と逆に動くと損失が出る
  • レバレッジが大きいほど損失額も大きい
  • ロスカットに巻き込まれないよう、証拠金は300%以上を保つ

FXで利益を出すためには、プラスを大きくするだけでなく、マイナスを最小限にする工夫も重要です。

損失を小さくする意識を持ってトレードするだけでも勝率が上がってくるので、損切りなどのテクニックを活用していきましょう。

 

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