FX手法

FXの移動平均線の使い方は?ゴールデンクロスとデッドクロスって何?

こんにちは!つむぎです!

FXのトレードをするとき、チャートを全く見ずに売ったり買ったりしている人はいないと思います。

チャートに表示される曲線の一つが、「移動平均線」というインジケーターです。

しかし、いまいち使い方が分からない方もいるでしょう。

初心者から上級者まで大勢のFXトレーダーが参考にしているインジケーターなので、この記事を読んで使い方を身につけましょう。

勝率を高めるエントリーのサイン、ゴールデンクロスとデッドクロスについても解説します。

目次

FXの移動平均線とは?

移動平均線は、一定期間の終値の平均値を表す曲線です。

5日移動平均線なら、5日間の終値の平均値を結んだ曲線となります。

このように説明されても、一体何に役に立つの?と思ってしまいますよね。

FXの上級者でも移動平均線をよく見てトレードしているので、なぜこの曲線が重要なのか学んでいきましょう。

FXの移動平均線から分かること

FXの移動平均線を見ると、相場のトレンドを把握することができます

移動平均線が右上に上がっているときは上昇トレンド、移動平均線が右下に下がっているときは下降トレンドということが分かります。

しかも、移動平均線には「期間」という情報が入っているので、今のトレンドが長く続いているのか、反転して新たなトレンドが形成されつつあるのかなど、時間の情報も分かるのです。

例えば、200日移動平均線が上昇しているときは、長期的な上昇トレンドにあることが分かります。

一方、5日など短期の移動平均線が上昇から下降に転じたら、上昇トレンドから下降トレンドに反転したらしい、と分かるのです。

このようにトレンドを知るのに役立つため、移動平均線は順張りでエントリーするときに使われます。

自動売買のプログラムでも、トレンドに乗って利益を出すトレンドフォロー型のシステムの基本となっています。

移動平均線が順張りに使えることが分かったら、移動平均線の使い方をもっと詳しく解説していきたいのですが、その前に初心者がはまりやすい注意点を解説させてください。

実はFXの移動平均線には3つも種類があってそれぞれ異なるため、間違えると正しくエントリーできない可能性があるからです。

3種類の移動平均線の違い

FXの移動平均線には、次の3種類があります。

  1. SMAまたはMA(単純移動平均線)
  2. WMA(加重移動平均線)
  3. EMA(指数平滑移動平均線)

これからそれぞれの意味を解説していきますが、難しくて理解できない…という方は、SMA・MA(単純移動平均線)を使ってください。

これが最もよく使われる移動平均線だからです。

あとの2つはFXに慣れ、詳しくなってきてから学ぶのでも問題ありません。

SMAまたはMA(単純移動平均線)

SMAはSimple Moving Averageの略で、その名のとおり最もシンプルな移動平均線です。

Sを外してMAと呼ばれることもあります。

SMAは、ある期間の終値を単純に平均して作った移動平均線です。

簡単で分かりやすいので、FXのトレードでもSMAがよく使われています。

FXの初心者の方も、SMAを中心に見て取引すると良いでしょう。

WMA(加重移動平均線)

WMAはWeighted Moving Averageの略で、直近の価格に比重を置いた移動平均線です。

例えば5日移動平均線なら、5日目の価格を5倍、4日目の価格を4倍、3日目の価格を3倍、2日目の価格を2倍、1日目の価格を1倍にして計算することで、5日目の価格を強く反映して平均化した移動平均線を作ることができます。

SMAでは一定期間の価格が等しく平均化されますが、WMAは直近の価格が強く反映された移動平均線になります。

そのため、相場が急変したときなど直近に比重を置いて分析したいときに役立ちます。

EMA(指数平滑移動平均線)

EMAはExponential Moving Averageの略で、WMAよりも直近の価格に大きな比重を置いた移動平均線です。

直近の価格だけを2倍にして平均化することで計算されます。

5日移動平均線の場合、5日目の価格を2倍にして1~4日目の価格と合計し、5で割ります。

こうすることで、より直近の価格を反映した移動平均線になります。

実はEMAはWMAの改良版で、相場が急変したときの分析により適しています。

FXに慣れてきたら、SMAとEMAを併用していくと良いでしょう。

移動平均線を使ったFXのトレード方法

移動平均線の基礎知識を身につけたら、いよいよ移動平均線を使ってFXのトレードをする方法を学んでいきましょう。

短期の移動平均線と長期の移動平均線を2つ表示させると、両者が交わるポイントがあると思います。

これらはゴールデンクロスあるいはデッドクロスと呼ばれ、トレードにおける重要なエントリーポイントとなっています。

ゴールデンクロスとデッドクロスを見つけることが、最も基本的な移動平均線の使い方になります。

この2つについて早速解説していきましょう。

ゴールデンクロス

上にある長期の移動平均線を、短期の移動平均線が下から上にクロスしたところを、「ゴールデンクロス」と言います。

ゴールデンクロスは、買いでエントリーするサインとしてよく使われます。

その理由は、次のとおりです。

短期の移動平均線が長期の移動平均線より下にあるとき、市場は下降トレンドにあると言えます。

短期が先に下に潜り、長期が追いかけるようなイメージです。

しかし、ここで短期の移動平均線が上昇に転じ、長期の移動平均線を上に突き抜けるということは、上昇トレンドに入ったと考えられます。

そのため、上昇トレンドに乗っかって利益を上げられると予測でき、買いでエントリーするサインとされています。

以上の理由で、ゴールデンクロスが出たら買いでエントリーするのがおすすめです。

もちろん、相場では色々なことが起こるため、ゴールデンクロスでエントリーしても上手く利益を出せないことはあります。

損切りの注文も入れてリスク管理しつつ、ゴールデンクロスで買いの注文を入れると良いでしょう。

デッドクロス

下にある長期の移動平均線を、短期の移動平均線が上から下にクロスしたところを、「デッドクロス」と言います。

ゴールデンクロスの反対のクロスですね。

デッドクロスは、売りでエントリーするサインとしてよく使われます。

その理由は次のとおりです。

短期の移動平均線が長期の移動平均線より上にあるとき、市場は上昇トレンドにあると言えます。

短期が先に上に抜け、長期が後から追いかけているからです。

しかし、ここで短期の移動平均線が下降に転じ、長期の移動平均線を下に突き抜けるということは、下降トレンドに入ったと考えられます。

そのため、下降トレンドに乗っかって利益を上げられると予測でき、売りでエントリーするサインとされています。

以上の理由で、デッドクロスが出たら売りでエントリーするのがおすすめです。

ゴールデンクロスとは逆に、売りのサインになるのです。

損切りの注文も入れてリスク管理しつつ、デッドクロスで売りの注文を入れると良いでしょう。

このように、ゴールデンクロスとデッドクロスはFXのエントリーの参考になるサインです。

しかし、文中で「短期」「長期」と漠然とした言葉が出てきたのが気になった方も多いはず。

「短期・長期って具体的に何日間のこと?」と思われるのは当然です。

そこで、次の章でFXでは何日間の移動平均線を使うのが良いのか、おすすめを紹介していきます。

FXの移動平均線のおすすめ期間

どの会社で取引する場合でも、FXのチャートには何種類かの移動平均線が用意されているのが一般的です(一種類しか表示されないなら、他のFX会社に乗り換えた方が良いかもしれません)。

おすすめなのは、5日、20日、200日なので、これらの移動平均線を表示させましょう。

これらの期間が用意されていない場合、近い移動平均線を使ってください。

なぜ5日、20日、200日がおすすめなのか、これから解説していきます。

短期:5日移動平均線

短期のトレンドを知るためには、5日移動平均線がおすすめです。

1週間の営業日は5日間なので、5日移動平均線は直近1週間のトレンドを反映していると考えられるからです。

5日移動平均線は、デイトレードで使えるトレンドラインに近い曲線を描くことがあります。

売買のサインとして使えるので、表示させておくと良いでしょう。

中期:20日移動平均線

20日移動平均線は、中期のトレンドを知るのにおすすめです。

1ヶ月の営業日は20日程度なので、直近1ヶ月のトレンドをよく反映しているからです。

ただし、20日移動平均線を用意しているFX会社はあまり多くはありません。

20日が無い場合、25日移動平均線で代用すると良いでしょう。

なお、FXのゴールデンクロスとデッドクロスの説明では短期・長期の移動平均線を使ったため、中期と言われてもピンと来ないかもしれません。

短期と中期を組み合わせて現れた交差もゴールデンクロス・デッドクロスなので、エントリーのサインとして使えます。

むしろ、短期と中期を組み合わせた方が取引のチャンスが広がり、エントリーできる回数が増えるかもしれません。

長期:200日移動平均線

長期のトレンドを把握するためには、200日移動平均線がおすすめです。

1年でFXの取引ができる営業日は200日強なので、200日移動平均線は直近1年間のトレンドを反映していると考えられるからです。

デイトレードなどの短期の取引を専門にする方も、200日移動平均線は見ておいた方が良いでしょう。

長いトレンドに変化があれば、戦術を変えた方が良くなることもあるからです。

まとめ

FXの移動平均線について解説してきました。ポイントをおさらいしておきましょう。

  • FXの移動平均線から相場のトレンドが分かる
  • ゴールデンクロスとデッドクロスはエントリーのサイン
  • 期間は5日、20日、200日がおすすめ

移動平均線を使いこなせば、FXでの勝率も上がるはずです。

初心者から上級者まで、多くのFXトレーダーが参考にしているインジケーターなので、どんどん使っていきましょう。

 

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