FX手法

FXのサイクル理論って?【種類や勝率アップのための使い方を解説】

「サイクル理論ってなに?難しそうだけど・・・」

「サイクル理論ってトレードにどう使えばいいの?」

あなたはこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。

確かに、サイクル理論と聞くと難しそうなイメージがありますよね。

しかし、サイクル理論はエントリーからクローズまで使える手法であり、エリオット波動と組み合わせて使うトレーダーもいるなど便利な理論なのです。

そして、実はサイクル理論は、その言葉からイメージされるほど難解な理論ではありません。

今回は、「FXのサイクル理論とは何かと、その種類や勝率アップのための使い方」などについて解説いたします。

目次

そもそもFXのサイクル理論とは?

FXのサイクル理論(メリマンサイクル)とは、「相場が上下するサイクルに対して一定の法則性を導き、トレードに応用した理論」です。

サイクル理論では、安値から次の安値までを一つのサイクルとして考えます。

そのため、サイクル理論は相場の天井や底を見極めるために使うことができるというメリットがあります。

また、サイクル理論は中期や長期でのトレードのエントリーやエグジットの際に、タイミングを計るのに使うトレーダーが多いです。

加えて、サイクル理論ではサイクルが全部で7つありますが、よく使用されるサイクルは3つになります。

以下で解説させていただきます。

サイクル理論には種類が7つある!その中でも重要な3つとは?

サイクル理論にはサイクルの種類が7つありますが、その中でも重要な3つのサイクルがあります。

<サイクル理論の重要なサイクル>

サイクルの種類基本周期使用する時間足
プライマリーサイクル18~30週週足
メジャーサイクル20~35日日足
4H(アルファ)サイクル5~8日4時間足

以上の3つのサイクルは、トレーダーによく使用される重要なサイクルであるため、ぜひ覚えておくことをおすすめいたします。

この章では、「FXのサイクル理論とは何か」について解説してきました。

しかし、サイクル理論の周期とはどのようなものなのかが気になりますよね。

そんなあなたのために「サイクル理論で知っておきたい周期」について、次の章で詳しく解説していきます!

サイクル理論で知っておきたい周期について

サイクル理論で知っておきたい周期についての考えは2つあります。

1.サイクル理論の周期の数え方

2.各サイクルのローソク足の本数

以下で順に解説させていただきます。

サイクル理論の周期の数え方は?

サイクル理論の周期の数え方は、基本的にローソク足を使用して数えます。

ローソク足の本数を数えてサイクルの周期が分かれば、値動きの予測が可能になるとサイクル理論では考えられているのです。

使用する時間足もサイクルで異なっており、プライマリーサイクルが週足、メジャーサイクルが日足、4Hサイクルでは4時間足を基本的に使用します。

要するに、サイクル理論ではローソク足を数えることが、チャート分析に必須なのです。

各サイクルのローソク足の本数は?

各サイクルのローソク足の本数は、

  • 4Hサイクル:4時間足60~80本前後
  • メジャーサイクル:日足35~45本前後
  • プライマリーサイクル:週足15~21本前後

であり、各サイクルの範囲にローソク足が収まる確率は80%と言われています。

80%という高い確率であるため、トレードに役立てることができるはずです。

ただし、あくまでも80%であり「100%ではない」ことには注意してください。

まずは、自分のトレードスタイルにあったサイクルをトレードで使ってみるところから始めてみましょう。

この章では、「サイクル理論で知っておきたい周期」について解説してきました。

しかし、サイクル理論のチャートパターンも気になりますよね。

そんなあなたのために「FXサイクル理論の形」について、次の章で詳しく解説していきます!

FXサイクル理論の2つの形

FXサイクル理論には形が2つあります。

1.ライトトランスレーション

2.レフトトランスレーション

以下で順番に解説させていただきます。

サイクル理論の形①ライトトランスレーション

ライトトランスレーションとは、「サイクルが開始した安値よりも高いレートで次の安値が作られて、1つのサイクルが完成する形」です。

サイクルの中でレートの上昇している期間が長く、下降している期間が短いため、山の頂上が右にスライドしたような形になります。

ライトトランスレーションは上昇している期間が長いため、相場で上昇傾向が見られることが多くなります。

そのため、ライトトランスレーションは買いでのエントリーに優位性があると言われています。

サイクル理論の形②レフトトランスレーション

レフトトランスレーションとは、「サイクルが開始した安値よりも低いレートで次の安値が作られて、1つのサイクルが完成する形」です。

サイクルの中でレートの下降している期間が長く、上昇している期間が短いため、山が左にスライドしたような形になります。

レフトトランスレーションは下降している期間が長いため、相場に下降傾向が見られることが多くなります。

そのため、売りでのエントリーに優位性があると言われています。

この章では、「FXサイクル理論の形」について解説してきました。

しかし、サイクル理論の使い方が気になりますよね。

そんなあなたのために「FXサイクル理論の使い方のコツ」について、次の章で詳しく解説していきます!

【勝率アップ】FXサイクル理論の使い方のコツ2選

FXサイクル理論の使い方のコツは、主に2つあります。

1.エントリーポイントを探す

2.利確と損切りラインを探す

以下で順に解説させていただきます。

使い方①エントリーポイントを探す

まずは、エントリーポイントを探してみましょう。

トレードを開始するには、最初にエントリーポイントを判断する必要があるからです。

とはいえ、サイクル理論を使って、エントリーポイントを探すことは難しくはありません。

例えば、日足チャートで安値からのローソク足の本数を数えて、メジャーサイクルを見つけます。

さらに、サイクルの山が左右どちらにあるのかを確認し、ライトトランスレーションであるのかレフトトランスレーションであるのかが分かればトレンドを判断できます。

トレンドが分かれば、次の安値をつけるポイントをローソク足の本数を数えて予測し、エントリーするというのが一連の流れです。

サイクルを見つけることに慣れてしまえば、トレンドや安値をつけるポイントまで簡単に予測できるようになります。

使い方②利確と損切りラインを探す

エントリーポイントが分かったら、次は利確と損切りラインを探しましょう。

サイクル理論では安値から次の安値までを一つのサイクルとするため、ローソク足の本数を数え、サイクルの半分を過ぎた付近で利確をするかの判断をおこないます。

損切りラインは、起点となる安値の少し下にしておくとよいでしょう。

というのも、起点となる安値を下抜けてしまった場合は、サイクルの計算間違いやサイクル自体が崩れている可能性があるからです。

この章では、「FXサイクル理論の使い方のコツ」について解説してきました。

しかし、サイクル理論の注意点も気になりますよね。

そんなあなたのために「FXのサイクル理論を使うなら知っておくべき注意点」について、次の章で詳しく解説していきます!

FXのサイクル理論を使うなら知っておくべき3つの注意点

FXのサイクル理論を使うなら知っておくべき注意点は3つあります。

1.サイクル理論だけにこだわらない

2.大きいサイクルから分析する

3.1つのサイクルには必ず複数のサイクルがある

以下で順番に解説させていただきます。

注意点①サイクル理論だけにこだわらない

最初の注意点は、サイクル理論だけにこだわらないことです。

サイクル理論は、確かにトレンドやエントリーポイント、利確・損切りラインなどが分かる便利なものですが、あくまでもチャート分析をする方法の一つにすぎないからです。

そのため、他のテクニカル指標と組み合わせてトレードをおこなうようにしましょう。

注意点②大きいサイクルから分析する

次の注意点は、大きいサイクルから分析することです。

なぜなら、小さいサイクルは大きいサイクルに飲み込まれてしまうことがあるからです。

例えば、日足のメジャーサイクルがレフトトランスレーションで週足のプライマリーサイクルがライトトランスレーションの場合、レフトトランスレーションがライトトランスレーションに飲み込まれてしまうことがあるのです。

大きいサイクルに小さなサイクルが飲み込まれた場合は、トレンドが転換してしまいます。

そのため、大きいサイクルから分析をするようにして、大きいサイクルのトレンドに逆らわないようにしましょう。

注意点③1つのサイクルには必ず複数のサイクルがある

最後の注意点は、1つのサイクルには必ず複数の短いサイクルがあるということです。

なぜなら、1つのサイクルは短い時間軸のサイクルで構成されているからです。

例えば、メジャーサイクルの中に4Hサイクルが複数入っていない場合は、起点となる安値を間違えていることになります。

そのため、実際にトレードをおこなう前には、必ず短いサイクルも確認しておくようにしましょう。

この章では、「FXのサイクル理論を使うなら知っておくべき注意点」について解説してきました。

しかし、サイクル理論以外の理論も気になりますよね。

そんなあなたのために「サイクル理論以外に覚えておきたい有効な理論」について、次の章で詳しく解説していきます!

サイクル理論以外に覚えておきたい有効な2つの理論

サイクル理論以外に覚えておきたい有効な理論は主に2つあります。

1.ダウ理論

2.エリオット波動

以下で順に解説させていただきます。

理論①ダウ理論

ダウ理論はアメリカのジャーナリスト「チャールズ・ダウ」が提唱した理論で、テクニカル分析の元祖と言えるものになります。

ダウ理論は元々株式のテクニカル分析ですが、株式だけでなくFXでも使用されている重要な理論です。

ダウ理論には6つの基本原則がありますが、その中に「トレンドは短期・中期・長期の3つの波動がある」という原則があり、サイクル理論と似た部分があります。

理論②エリオット波動

エリオット波動論は、「上昇5波、下降3波で構成される」という理論です。

上昇5波とは「上昇第1波」→「下降第1波(押し目)」→「上昇第2波」→「下降第2波(押し目)」→「上昇第3波」の5つの波動により構成される上昇トレンドになります。

下降3波とは、「下降第1波」→「上昇第1波(戻り)」→「下降第2波」の3つの波動により構成される下降トレンドです。

つまり、上昇トレンドは5波、下降トレンドは3波で構成されるということになります。

エリオット波動をサイクル理論と組み合わせてトレードをしてみるのも、トレードのタイミングを計るという面でよいでしょう。

この章では「サイクル理論以外に覚えておきたい有効な理論」について解説してきました。

次の章では、本記事で解説させていただいた「FXのサイクル理論とは何かや種類、使い方」などについてわかりやすくまとめていきます。

それでは見ていきましょう!

まとめ

ここまで「FXのサイクル理論とは何かや種類、使い方」などについて解説させていただきました。

FXのサイクル理論(メリマンサイクル)とは、「相場が上下するサイクルに対して一定の法則性を導き、トレードに応用した理論」でしたね。

サイクル理論にはサイクルの種類が7つあり、その中でも重要な3つのサイクルがありました。

1.プライマリーサイクル

2.メジャーサイクル

3.4H(アルファ)サイクル

FXサイクル理論の使い方のコツは、主に2つありましたね。

1.エントリーポイントを探す

2.利確と損切りラインを探す

本記事を参考に、あなたがサイクル理論を理解し、FXで利益を出していけることを願っています。

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