「FXの複利運用ってどんな運用方法なの?単利運用とどんな違いがあるんだろう・・・」
「複利運用のメリットやポイントを教えてほしい・・・」
あなたはこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
私もFXを始めたばかりの頃、どのように運用していけば良いかわからず悩んでいました。
FXには一攫千金といったイメージが強く、短期的に資産を増やそうとする人が多いですが、最終的に資産を増やすためには複利運用が必須です。
今回は、FX初心者向けに「FXの複利運用の概要やメリット・ポイント、具体的な運用方法」について解説いたします。
目次
そもそもFXの複利運用とは?
FXの運用方法として「複利運用」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
今後、FXでお金を稼いでいきたい人は、絶対に知っておくべき運用方法です。
以下で詳しく解説させていただきます。
複利は人類最大の発明
天才物理学者のアインシュタインが「複利は人類最大の発明」と呼ぶほど、素晴らしい投資手法です。
例えば、元本100万円で月利10%運用したと仮定すると、単利運用における3年後の資産は460万円で、複利運用における3年後の資産は3,091万円です。
同じ利益率でも3年後で2,500万円以上の差が生まれます。
FXの「単利運用」と「複利運用」の違いって?
複利運用の他に、単利運用があります。
単利とは、最初に投資した資金のみに対して利息が発生する運用方法で、複利とは、利息に対してさらに利息が増えていく運用方法です。
FXでの単利運用は、投資資金を変えずに一定金額の利益を生み出せるのに対して、複利運用は、投資資金が増えていくので、単利運用よりも大きな利益が狙えます。
FXの複利運用のやり方
FXの複利運用のやり方は簡単で、利益が発生したら掛け金をどんどん増やしていくだけです。
増えた資金に対して、掛け金を増やさなければ複利運用とは言えません。
掛け金の管理に関しては金額ではなく、割合で管理することをおすすめします。
例えば、投資資金の2%の掛け金と決めた場合、元本が100万円なら2万円、200万円に増えたら4万円と徐々に増やしていきましょう。
この章では「そもそもFXの複利運用とは」について解説してきました。
次の章では「FXの複利運用のメリット4つ」について詳しく解説していきます!
FXの複利運用のメリット4つ
FXの複利運用のメリットは以下の4つです。
- 少額でも時間の経過で大きな利益がだせる
- 単利運用より早く資金が増やせる
- 運用歴が長いほど効果が高まる
- スワップポイントでも利益をだしやすい
以下で順に解説させていただきます。
メリット①少額でも時間の経過で大きな利益がだせる
複利運用は少額でも、時間の経過によって発生する利益が加算されるため、長期間運用すれば利益が大きくなります。
追加資金を入金する必要もなく、時間の経過で利益も大きくなるので、少額取引でも使える手法です。
メリット②単利運用より早く資金を増やせる
複利運用は単利運用に比べて早く資金を増やせます。
単利運用は利益が一定なので、増えるスピードも一定です。
それに対して、複利運用は発生した利益を加算していくため、利益が雪だるま式に増えていきます。
メリット③運用歴が長いほど効果が高まる
FXの複利運用は、運用歴が長いほど効果が高まります。
元本が少ないと利益も少ないですが、長い期間複利で運用すれば、年々利益が増えていきます。
長期間で運用することを前提にすればよりリスクを軽減し、安定した運用が可能です。
メリット④スワップポイントでも利益をだしやすい
FXで複利運用をする場合、長期ポジションを保有することになります。
高金利通貨に投資すると、毎日スワップポイントによる利益も出しやすいです。
トレードでの利益が見込めない場合でも、スワップポイントによる利益を得ることで、効率的に資金を増やすことができます。
この章では「FXの複利運用のメリット4つ」について解説してきました。
次の章では、「FXの複利運用で知っておきたい5つのポイント」について詳しく解説していきます!
FXの複利運用で知っておきたい5つのポイント
FXの複利運用で知っておきたいポイントは以下の5つです。
- 利益がでても途中で引き出せない
- 利益がでても消えてしまうケースもある
- 精神的な負担が大きい
- レバレッジを引き上げるのはハイリスク
- 損失額にも利息がつく
以下で順に解説させていただきます。
ポイント①利益がでても途中で引き出せない
複利で運用する場合は、利益がでても途中で引き出せません。
なぜなら、複利は発生した利益に対してさらに利益を増やしていく手法だからです。
途中で利益を引き出してしまうと、複利運用の恩恵を受けられず、単利運用になってしまいます。
ポイント②利益がでても消えてしまうケースもある
複利運用は、利益を途中で引き出せないので、一度利益が出ても消えてしまうケースがあります。
FXで得た利益は出金するまで利益が確定したわけではなく、あくまで含み益の状態です。
つまり、仮に利益を出したとしても、1度の失敗で、利益が全て吹き飛んでしまう場合があります。
不安がある場合は、複利運用にこだわらずにこまめに出金するのも1つの手です。
ポイント③精神的な負担が大きい
FXで複利運用をすると精神的な負担が大きくなります。
なぜなら、利益が出れば出るほど運用資金が増えていき、負けた時の損失額も大きくなるからです。
その影響から、損失に対する不安や恐怖心など精神面にも負荷がかかります。
ポイント④レバレッジを引き上げるのはハイリスク
FXではレバレッジを使った取引ができます。
レバレッジを引き上げて、うまく複利運用できれば、短期間で大きな利益を出すことも可能です。
しかし、レバレッジを引き上げるのはハイリスクなので、おすすめはしません。
国内FXの場合は、最大25倍のレバレッジが使えますが、5倍以下で運用することをおすすめします。
ポイント⑤損失額にも利息がつく
複利運用は利益だけではなく損失額にも利息がつきます。
特に資金が増えていけばいくほど掛け金も増えるため、注意が必要です。
要は、複利運用は、資産の変動幅が膨らみ、利益も大きくなる反面、損失も大きくなるということです。
この章では「FXの複利運用で知っておきたい5つのポイント」について解説してきました。
次の章では「FXの複利運用がおすすめな人の特徴」について詳しく解説していきます!
FXの複利運用がおすすめな人の特徴
FXの複利運用がおすすめな人の特徴は以下の2つです。
- 年間単位で長期トレードを考えている人
- 資金に余裕がある人
以下で順に解説させていただきます。
年間単位で長期トレードを考えている人
年間単位で長期トレードを考えている人は複利運用がおすすめです。
なぜなら、複利運用は長期トレードとの相性が良いからです。
FXは一攫千金を狙って短い時間で大きな利益を狙う人もいますが、そういった人にはあまり向いていません。
低リスクで時間をかけて運用していきたい人は、ぜひ複利運用を検討してみてください。
資金に余裕がある人
資金に余裕がある人も複利運用におすすめです。
複利運用は元本が多ければ増えていくスピードも早くなります。
また、資金に余裕があれば、複利運用で大切な長期的な目線も持てるので、複利運用の効果を最大限に発揮できるでしょう。
この章では「FXの複利運用がおすすめな人の特徴」について解説してきました。次の章では「複利運用を考えている人におすすめのFX会社2選」について詳しく解説していきます!
複利運用を考えている人におすすめのFX会社2選
複利運用を考えている人におすすめのFX会社を2つご紹介します。
- GMOクリック証券
- LIGHT FX
以下で順に解説させていただきます。
おすすめFX会社①GMOクリック証券
複利運用を考えている人におすすめのFX会社はGMOクリック証券です。
最低取引単位が1万通貨なので、少額取引には向いていませんが、パソコン版・スマホ版共に取引ツールが充実しています。
高機能な分析ツールを使い、高い勝率を出したい人はGMOクリック証券がおすすめです。
おすすめFX会社②LIGHT FX
2つ目のおすすめFX会社はLIGHT FXです。
最低取引単位が1,000通貨なので、GMOクリック証券よりも少額から始められます。
約定力が高くスプレッドが狭いことからスキャルピングのような短期取引に向いています。
少額で小さな利益を積み重ねる複利運用をしたい方は、LIGHT FXがおすすめです。
この章では「複利運用を考えている人におすすめのFX会社2選」について解説してきました。
次の章では、本記事で解説させていただいた「FX複利運用のメリットやポイント、おすすめFX会社」についてわかりやすくまとめていきます。
それでは見ていきましょう!
まとめ
ここまでFX初心者向けに「FXの複利運用の概要やメリット・ポイント、具体的な運用方法」について解説させていただきました。
FXにおける複利運用とは、利息に対してさらに利息が増えていく運用方法です。
FXの複利運用のメリットは4つありました。
1.少額でも時間の経過で大きな利益がだせる
2.単利運用より早く資金が増やせる
3.運用歴が長いほど効果が高まる
4.スワップポイントでも利益をだしやすい
FXの複利運用で知っておきたいポイントは5つありました。
1.利益がでても途中で引き出せない
2.利益がでても消えてしまうケースもある
3.精神的な負担が大きい
4.レバレッジを引き上げるのはハイリスク
5.損失額にも利息がつく
まずは、複利運用を始めるにあたって、今回紹介した「GMOクリック証券」や「LIGHT FX」のどちらかを口座開設してみてはいかがでしょうか。
