「FXの大衆心理ってなに?」
「FXの大衆心理を知って、トレードで損をすることを避けたいんだけど・・・」
あなたはこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
確かに、大衆心理を知る方法と言われてもピンときませんよね。
しかし、大衆心理はしばしば間違った方向でトレードをすることがあるため、価格が正しいトレンドに戻る際にはチャンスが生まれます。
そして、実は大衆心理を知る方法は、特に難しいものではないのです。
今回は、「FXの大衆心理とは何かと、その読み方を学んで安定的に利益をあげる方法」などについて解説いたします。
目次
そもそもFXの大衆心理とは?
そもそもFXの大衆心理とはどのようなものなのでしょうか。
1.FXのチャートには大衆心理が現れる
2.大衆心理を知ることで得られるメリット
3.大衆心理を操るのはどんな人か
4.大衆心理を知るのに有効的な「ダウ理論」
以下で順に解説させていただきます。
FXのチャートには大衆心理が現れる
大衆心理とは、「自分以外の人々の雰囲気や意見、行動に流されてしまう状態」のことを言います。
そして、FXのチャートには大衆心理が現れます。
というのも、チャートの形状にトレーダー達の心理が表現されるからです
例えば、三尊天井は高値を更新できずに価格が下がることで、多くのトレーダー達が価格の下落を予想し、その結果として作られるチャートパターンになります。
大衆心理を知ることで得られるメリット
大衆心理を知ることで得られるメリットは、大衆心理の逆張りができることです。
なぜなら、大衆心理はトレンドの方向を間違えることがよくあり、価格が正しいトレンドの方向に戻る時にトレードチャンスが生まれるからです。
大衆心理と逆の方向のポジションを持つことで、トレードで勝てる確率を向上させることができます。
大衆心理を操るのはどんな人か
大衆心理を操るのは、機関投資家や有名な個人投資家といった人々です。
巨額の資金を持つ機関投資家は価格をある程度操作することが可能であり、有名な個人投資家も機関投資家ほどではなくても価格に影響を与えることがあります。
要するに大衆心理を操り、多くのトレーダーにポジションを保有させたり損切りをさせたりすることができるということです。
大衆心理を知るのに有効的な「ダウ理論」
大衆心理を知るのには「ダウ理論」が有効です。
なぜかと言うと、ダウ理論を理解していればチャートの形状から、「そろそろ利益確定が始まるかもな・・・」といったことが分かるからです。
さらに、ダウ理論では前回の高値や安値に注意することで、トレンドの転換を見極めることもできます。
そのため、ダウ理論を理解することで、トレードで大衆心理を有効活用することができるのです。
この章では、「FXの大衆心理」について解説してきました。
しかし、他にはどのような心理があるのかも気になりますよね。
そんなあなたのために「FXに影響する心理」について、次の章で詳しく解説していきます!
FXに影響する心理5選
FXに影響する心理は主に5つあります。
1.プロスペクト理論
2.サンクコスト効果・コンコルド効果
3.認知的不協和
4.ヒューリスティック
5.ポジポジ病になっている
以下で順番に解説させていただきます。
FXに影響する心理①プロスペクト理論
プロスペクト理論とは、「人間は期待値(事象が発生する確率)に比例してものごとを判断するのではなく、状況や条件によって、その期待値を歪めて判断してしまう」という理論です。
投資で言うならば、「確実にもらえる利益を求め、損失は避けたがる心理」になります。
FXを例にすると、「利確は早く、損切りは遅い」という傾向が該当します。
トレーダーも人間であるため、利確をしたがり損切りはしたくないという心理が働きますが、あくまでも期待値でトレードをする必要があります。
FXに影響する心理②サンクコスト効果・コンコルド効果
サンクコスト効果やコンコルド効果は、「損失につながると分かっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資がやめられない状態」のことです。
FXの場合では、損失を取り戻すための大きなレバレッジをかけた「ギャンブルトレード」や、「分析に使った時間と労力が惜しくて損切りができない状態」になります。
サンクコスト効果やコンコルド効果も人間である以上避けられませんが、トレードのルールを作りしたがうことで、その影響を少なくすることが可能です。
FXに影響する心理③認知的不協和
認知的不協和とは、「自分の考えと行動が矛盾したときに感じる不安を解消するため、考えを変更することにより行動を正当化してしまう状態」のことです。
FXの場合では、含み損が大きくなり損切りをしなければいけないにも関わらず、「そろそろトレンドが転換するはずだ」というように自分を正当化してしまう状態です。
認知的不協和に関しても、トレードルールを作りしたがうことで、その影響を少なくすることが可能です。
FXに影響する心理④ヒューリスティック
ヒューリスティックとは、「経験則や先入観によって効率良く答えを導き出す思考法」のことです。
FXでは無意識のうちに自分の経験則や分析できるデータの範囲で、トレードにおける意思決定をしています。
ただし、自分の経験則や分析できるデータが合理的であるかは別であるため、自分のトレードが合理的な判断になっているか注意する必要があるのです。
FXに影響する心理⑤ポジポジ病になっている
ポジポジ病とは、「常にポジションを保有したがってしまう状態」のことです。
ポジポジ病は、自分のトレードルールを守ったり期待値を考えたりすることが難しくなるため、非常に損失を生みやすい状態です。
そのため、ポジポジ病は自分の作ったトレードルールにしたがうことで、できる限り早めに治すようにしましょう。
この章では、「FXに影響する心理」について解説してきました。
しかし、大衆心理をFXでどのように使うのかが気になりますよね。
そんなあなたのために「大衆心理からFXの相場を読むコツ」について、次の章で詳しく解説していきます!
【攻略法】大衆心理からFXの相場を読む3つのコツ
大衆心理からFXの相場を読むコツは3つあります。
1.反対に動くことを想定する
2.「ヒゲ」はダマシだと思う
3.感情に揺さぶられないメンタルを持つ
以下で順番に解説させていただきます。
コツ①反対に動くことを想定する
大衆心理と反対方向に相場が動くことを想定することは、FXにおいてとても大事です。
なぜなら、機関投資家が巨額の資金を投入し、相場の流れを変えてしまうことはよくあることだからです。
そのため、常に「反対方向に相場が動いたらどうするか」を考えておくことが必要になります。
コツ②「ヒゲ」はダマシだと思う
「ヒゲ」はダマシだと思って警戒することも大切です。
というのも、ヒゲは機関投資家が価格の上抜けや下抜けをさせないために、資金を投入した際にできることがよくあるからです。
そのため、ヒゲが現れた時にはトレンドの転換に注意しましょう。
コツ③感情に揺さぶられないメンタルを持つ
感情に揺さぶられないメンタルを持つことで、FXに影響を与える心理から自分を守ることができます。
プロスペクト理論やサンクコスト効果、コンコルド効果などは、人間である以上なくすことは難しいかもしれません。
しかし、少なくとも感情に揺さぶられないようになることで、影響を少なくすることはできます。
感情に揺さぶられないメンタルを持ち、自分のトレードルールにしたがうことで、トレードを合理的な判断でおこなえるようにしましょう。
この章では、「大衆心理からFXの相場を読むコツ」について解説してきました。
しかし、大衆心理を読むためのチャート分析が優秀なFX会社も気になりますよね。
そんなあなたのために「チャート分析が優秀なおすすめFX会社」について、次の章で詳しく解説していきます!
【厳選】チャート分析が優秀なおすすめFX会社2選
チャート分析が優秀なおすすめFX会社は2社あります。
1.外貨ex byGMO
2.FXブロードネット
以下で順に解説させていただきます。
おすすめFX会社①外貨ex byGMO
「外貨ex byGMO」はスマホアプリのチャートが見やすく、多機能であるためおすすめです。
チャートは縦向きでも横向きでも使えるため、チャートパターンを見つけやすくなっています。
さらに、他の時間足や通貨ペアを分割して表示できるため、チャートを比較したいトレーダーは大変便利に感じるでしょう。
サポートラインやレジスタンスラインも引きやすいと評判です。
外貨ex byGMOを使えば、チャートの見やすさや操作性だけでなく、チャートを比較して詳しく大衆心理を分析することも可能です。
おすすめFX会社②FXブロードネット
「FXブロードネット」はスマホアプリで直感的にトレードでき、さらにログインせずにチャートを見ることもできます。
FXブロードネットも外貨ex byGMOと同じく、チャートは縦向きでも横向きでも使えるため、チャートパターンを見つけやすくなっています。
チャート画面も非常に見やすい作りでトレーダーに好評です。
また、トレーダーに人気のある投資関連情報の「FX wave」や「MarketWin24」のニュースをリアルタイムで閲覧可能なため、大衆心理の分析に加えてファンダメンタルズ分析もしやすくなっています。
この章では「チャート分析が優秀なおすすめFX会社」について解説してきましたが、やはり気になるのは大衆心理を分析する上での注意点ですよね!
大衆心理を分析する上での注意点に関しては、次の章で詳しく解説しています!
それでは見ていきましょう!
大衆心理でチャートを見る時に注意したいこと
大衆心理の分析でチャートを見る時に注意したいことは2つあります。
1.大勢が注目しているポイントは危ない
2.機関投資家にチャートを操作される
以下で順番に解説させていただきます。
大勢が注目しているポイントは危ない
大勢が注目しているポイントは危険性があります。
なぜかと言うと、大勢が注目しているポイントは節目として損切りポイントなどになりやすく、機関投資家などが大衆の損切りを狙って仕掛けてくるからです。
機関投資家としては、大衆の保有ポジションを損切りさせることでレートをより大きく上昇または下落させることができるため、利益を狙いやすいポイントになります。
機関投資家にチャートを操作される
機関投資家は巨額の資金を保有しているため、チャートを操作されてしまうこともあります。
ダマシのチャートを機関投資家の資金で作り、大衆が「トレンドが転換した」と判断してそれまでと反対のポジションを保有することにより、本当にトレンドの転換が起きてしまうのです。
個人投資家は機関投資家には敵わないため、チャートでダマシが現れた時は早めに損切りをして仕切り直しましょう。
この章では「大衆心理の分析でチャートを見る時に注意したいこと」について解説してきました。
次の章では、本記事で解説させていただいた「FXの大衆心理とは何かと、その読み方を学んで安定的に利益をあげる方法」などについてわかりやすくまとめていきます。
それでは見ていきましょう!
まとめ
ここまで「FXの大衆心理とは何かと、その読み方を学んで安定的に利益をあげる方法」などについて解説させていただきました。
大衆心理とは、「自分以外の人々の雰囲気や意見、行動に流されてしまう状態」のことを言います。
そして、FXのチャートには大衆心理が現れます。
大衆心理からFXの相場を読むコツは3つありましたね。
1.反対に動くことを想定する
2.「ヒゲ」はダマシだと思う
3.感情に揺さぶられないメンタルを持つ
本記事を参考に、あなたが大衆心理を読んで、FXで安定的に利益をあげることを願っています。
