「ドルコスト平均法ってよく聞くけど稼げるのかな・・・」
「ドルコスト平均法って株の話でしょ?FXでもできるの?」
あなたはこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
私もFXを始めた際は、株の話だと思って全く気にしていませんでした。
しかし、FXでもドルコスト平均法は使うことができる手法であり、知らないのは損だと言えるかもしれません。
そして、FXではドルコスト平均法でリスクを抑えることができるのです。
今回は、「FXのドルコスト平均法とは何か」や「ドルコスト平均法のやり方や計算方法」などについて解説いたします。
目次
FXのドルコスト平均法のやり方は?
FXのドルコスト平均法とは、「一定の金額で通貨ペアを定期的に買い続けるトレード手法」です。
一定の金額で通貨ペアを買い続けるため、通貨ペアの価格が低い時に大きな数量を買い、通貨ペアの価格が高い時には小さな数量を買うことになります。
FXのドルコスト平均法は、保有ポジションの価格が平均化され、価格変動リスクを抑えることができる手法なのです。
FXのドルコスト平均法の詳しいやり方については、以下で順に解説させていただきます。
ドルコスト平均法と定量購入の差
ドルコスト平均法と定量購入の差は、価格変動リスクの違いです。
ドルコスト平均法は一定金額で買い続けるため、安値で大きな数量を買う機会が多くなり、平均した金額が低くなりやすいのです。
対して、定量購入は高値でも同じ数量ずつ買い続けるため、高値づかみが多くなるリスクがあります。
そのため、ドルコスト平均法の方がリスクを抑えた投資に向いています。
ドルコスト平均法の設定
FXでドルコスト平均法をする場合には、FXの特徴を考慮する必要があります。
具体的なFXのドルコスト平均法の設定は4つです。
1.一定金額で通貨ペアを買い続ける
2.中長期投資として一定期間継続する
3.定期的に買い続ける
4.ロスカットを避ける(レバレッジをかける場合2~3倍程度にしておく)
ロスカットはFX特有の問題であるため、ドルコスト平均法で運用する際には、特に注意してください。
ドルコスト平均法の計算方法
ドルコスト平均法の計算方法は、「毎回の買う金額÷投資商品の価格」になります。
FXの場合は、「毎回の買う金額÷通貨ペアの価格」ということです。
例えば、毎回10万円分ドル円を買うとしてドル円が100.000円だとすると、「100,000円÷100.000円=1,000通貨」となり、1,000通貨買うということになります。
また、毎回の買う金額は一定であるため、ドル円が100.000円以下になれば買う数量は増え、100.000以上になれば買う数量は減ることになります。
ドルコスト平均法を利用した投資例
ドルコスト平均法を利用した投資例を考えてみましょう。
今回は、FXで日本人ユーザーに一番なじみのあるドル円で考えてみます。
以下は、1ヶ月に10万円ずつ半年間ドル円を買った場合の投資例です。
1か月目 | 2か月目 | 3か月目 | 4か月目 | 5か月目 | 6か月目 | 合計 | |
ドル円価格 | 100円 | 99円 | 98円 | 99円 | 100円 | 101円 | |
投資金額 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 60万円 |
買う数量 | 1,000通貨 | 1,010通貨 | 1,020通貨 | 1,010通貨 | 1,000通貨 | 990通貨 | 6030通貨 |
平均価格は「60万円÷6030通貨=99.5円」となり、ドル円の価格が低くなった時に買う数量が増えることで、高値づかみのリスクを抑えていることがお分かりいただけるかと思います。
1か月目や5か月目、6か月目に60万円全額を使ってドル円を買っていた場合は、99.5円以上で買うことになり、ドルコスト平均法で買った時よりも高値づかみをしてしまうことになるのです。
この章では、「FXのドルコスト平均法のやり方」について解説してきました。
しかし、ドルコスト平均法を上手に活用する方法が気になりますよね。
そんなあなたのために「FXでドルコスト平均法を上手に活用するためのポイント」について、次の章で詳しく解説していきます!
FXでドルコスト平均法を上手に活用する2つのポイント
FXでドルコスト平均法を上手に活用するポイントは2つあります。
1.レバレッジは低くしておく
2.投資先を分散させる
以下で順番に解説させていただきます。
ポイント①レバレッジは低くしておく
ドルコスト平均法は、レバレッジを低くしておく必要があります。
なぜなら、ドルコスト平均法は中長期的に通貨ペアが上昇することを予想して、一定の期間買い続ける手法だからです。
買い続けている期間中にロスカットされてしまっては、中長期的に運用することができず、ドルコスト平均法のメリットを生かすことができません。
そのため、レバレッジを低く保ち、ロスカットされないように注意しましょう。
ポイント②投資先を分散させる
ドルコスト平均法は「時間」を分散させる投資手法ですが、投資先を分散させることもおすすめです。
というのも、投資先が1つしかない場合、価格変動の影響が集中してしまうリスクがあるからです。
例えば、FXなら「ドル円」と「ユーロポンド」を運用したり、FXと株式を組み合わせたりするとリスクを抑えることができます。
ドルコスト平均法は、「時間」だけでなく「投資先」も分散させることにより、大きくリスクを減らすことが可能なのです。
これで「FXでドルコスト平均法を上手に活用するポイント」についてお分かりいただけたと思います。
しかし、ドルコスト平均法の注意点が気になっていないでしょうか。
「FXでドルコスト平均法を使うときに覚えておきたいこと」について、次の章で詳しく解説していきます!
FXでドルコスト平均法を使うときに覚えておきたいこと3つ
FXでドルコスト平均法を使うときに覚えておきたいことは3つあります。
1.ドルコスト平均法はレンジ相場には不向き
2.相場が一方的に下がり続けると含み損が拡大する
3.トレードごとに手数料が発生する
以下で順に解説させていただきます。
注意点①ドルコスト平均法はレンジ相場には不向き
ドルコスト平均法は、レンジ相場には不向きな手法です。
なぜかと言うと、レンジ相場では狭い値幅で価格が上下するため、いつ通貨ペアを買っても平均の価格はあまり変わらないからです。
さらに、価格が上昇しない相場も、ドルコスト平均法にとっては利益が出しづらいため、不向きであると言えるでしょう。
ドルコスト平均法をおこなう際は、トレンドが出やすく中長期的に上昇が見込める通貨ペアを選ぶことをおすすめいたします。
注意点②相場が一方的に下がり続けると含み損が拡大する
ドルコスト平均法は、相場が一方的に下がり続けると含み損が拡大するというデメリットがあります。
ドルコスト平均法は、「買い」ポジションを保有するため、相場が下がり続ければ当然含み損が発生してしまいます。
そのため、ドルコスト平均法を下降トレンドが発生している通貨ペアで使うことは避けてください。
注意点③トレードごとに手数料が発生する
FXのドルコスト平均法は通常のトレードと同じく、毎回スプレッドなどの手数料がかかります。
なぜなら、ドルコスト平均法はポジションを保有する金額や時間を分散させているだけであって、通常の「買い」と同じ条件のトレードだからです。
そのため、スプレッドなどの手数料をしっかりと考慮した上で、ドルコスト平均法をおこないましょう。
この章では「FXでドルコスト平均法を使うときに覚えておきたいこと」について解説してきましたが、やはり気になるのはドルコスト平均法で有利なFX会社ですよね!
ドルコスト平均法で有利なFX会社に関しては、次の章で詳しく解説しています!
それでは見ていきましょう!
ドルコスト平均法におすすめの会社は「みんなのFX」
ドルコスト平均法におすすめの会社は「みんなのFX」です。
中長期投資が基本のドルコスト平均法では、スワップポイントが積み上がり大きな金額になる傾向がありますが、みんなのFXでは提供されているスワップポイントが高水準なのです。
さらに、スプレッドが業界最狭水準であるため、毎回のトレードでかかる手数料を少なくすることができます。
そのため、スワップポイントとスプレッドが有利なみんなのFXは、ドルコスト平均法と相性の良いFX会社と言えるでしょう。
この章では「ドルコスト平均法におすすめのFX会社」について解説してきました。
次の章では、本記事で解説させていただいた「FXのドルコスト平均法とは何か」や「ドルコスト平均法のやり方や計算方法」などについてわかりやすくまとめていきます。
それでは見ていきましょう!
まとめ
ここまで「FXのドルコスト平均法とは何か」や「ドルコスト平均法のやり方や計算方法」などについて解説させていただきました。
FXのドルコスト平均法とは、「一定の金額で通貨ペアを定期的に買い続けるトレード手法」でしたね。
また、FXでのドルコスト平均法のやり方は以下の4点です。
1.一定金額で通貨ペアを買い続ける
2.中長期投資として一定期間継続する
3.定期的に買い続ける
4.ロスカットを避ける(レバレッジをかける場合2~3倍程度にしておく)
ロスカットはFX特有の問題であるため、ドルコスト平均法で運用する際には、特に注意してください。
加えて、ドルコスト平均法の計算方法は、「毎回の買う金額÷投資商品の価格」になります。
FXの場合は、「毎回の買う金額÷通貨ペアの価格」ということです。
日本円は低金利であるため、「買い」でスワップポイントがもらえることが多く、中長期投資が前提のドルコスト平均法に向いている通貨と言えます。
本記事を参考に、あなたが上手くドルコスト平均法を活用してFXで利益をあげることを願っています。
