「FXと被ってどう違うの?具体的な違いを教えてほしい・・・」
「初心者が投資を始めるならFXと株どっちが良いの?」
あなたはこのような悩みをお持ちではないでしょうか。
私も投資を始める際にどちらを選べば良いかわからず悩んでいました。
FXと株はどちらも投資という点では共通していますが、投資対象や取引時間、必要資金、リスクなどさまざまな点で違いがあります。
今回は、これから投資を始めたいと思っている方向けに、「FXと株やるならどっち?税金やリスクなどの違い」について解説いたします。
目次
FXと株の違いを8つの視点から解説
FXと株の違いを下記の8つの視点から解説します。
- 投資対象
- 取引時間
- 値段の変動要因
- インカムゲイン
- レバレッジ
- 必要資金
- 税金や確定申告
- リスク
以下で順に解説させていただきます。
FXと株の違い①投資対象
FXの投資対象は、各国が発行している法定通貨です。円やドル、ユーロなどが一般的で、投資できる通貨の種類はFX会社によって異なります。
一方、株の投資対象は、企業が発行している株式で、証券会社に上場している企業の株式へ投資を行います。
FXと株の違い②取引時間
FXは平日24時間取引ができます。
夜遅くでも取引できるため、忙しい方でも時間に縛られずに投資ライフが送れます。
一方、株の取引時間は、平日9:00〜11:30の前場と12:30から15:00の後場のみです。
FXに比べて時間の制約が大きいので、兼業投資家の方にとってはやりづらさを感じるでしょう。
FXと株の違い③値段の変動要因
FXの主な変動要因は、テクニカル的な要因の他に、国の経済情勢や金融政策が関係します。
特に経済指標や要人発言がされた後は大きく値段が変動する可能性が高いです。
一方、株の値段の変動要因は、企業の業績や経済などの動向です。
基本的に、企業の業績や景気が好調なら株価は上昇し、企業の業績や景気が悪化すれば株価は下落します。
FXと株の違い④インカムゲイン
FXは為替差益による収益がキャピタルゲイン、スワップポイントによる収益がインガムゲインに該当します。
一方、株式投資は、株価の値動きによる収益がキャピタルゲイン、配当金や株主配当がインカムゲインに該当します。
FXと株の違い⑤レバレッジ
FXは証拠金取引が一般的で、国内FXなら最大25倍、海外FXなら最大1,000倍程度のレバレッジをかけることができます。
一方、株式投資は現物の場合は1倍、信用取引なら最大約3.3倍のレバレッジをかけることができます。
FXは株と比べて資金効率が良いので効率的に資産を増やせます。
FXと株の違い⑥必要資金
FXは数千円程度から始められる投資です。
先ほど紹介したレバレッジを活用することで、必要資金が抑えられます。
一方、株式投資は、数十万〜数百万円の資金が必要です。
日本株は最低100株からしか購入できないので、1,000円の株を購入するだけでも最低10万円がかかります。
FXと株の違い⑦税金や確定申告
FX・株どちらも一定の利益が出た場合は確定申告が必要になります。
税金の種類に関しては、どちらも給与所得など他の所得とは別に税金を計算する申告分離課税です。
いずれも税率は20.315%です。
なお、海外FX業者を利用する場合は、累進課税方式の税率になります。
FXと株の違い⑧リスク
FXと株はどちらも損するリスクがあります。
株はサーキットブレーカーによって、1日に動く限界値が決まっています。
そのため、1日で稼げる利益や損失にも限界があります。
一方で、FXは限界値が存在しないため、1日で大きな損失を抱えるリスクもあるのです。
この章では、「FXと株の違い」について解説してきました。
ただ、FXと株、それぞれどんなメリットやデメリットがあるか気になりますよね。
次の章では「FXと株のメリットとデメリット」について詳しく解説していきます!
【比較解説】FXと株のメリットとデメリット
FXと株にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
人それぞれで向き・不向きがあるので、それぞれのメリット・デメリットを比較していきます。
以下で詳しく解説させていただきます。
FXのメリットとデメリット
まずはFXのメリット・デメリットをご紹介します。
<FXのメリット>
- 小資金でもレバレッジによって大きな資金で取引できる
- 取引時間が長いので、時間に縛られず投資できる
- 高金利の通貨の場合は、スワップポイントが得られる
<FXのデメリット>
- ハイレバレッジはリスクが高い取引の原因になる
- 相場を見ていない時間に大きな損失を抱える場合がある
株のメリットとデメリット
次に株のメリット・デメリットをご紹介します。
<株のメリット>
- 投資対象の銘柄が多く、自分に合った企業を探しやすい
- 値動きが大きいため一攫千金を狙える
- 値動きに関係なく、株主優待や配当金がもらえる
<株のデメリット>
- 取引時間に制約がある
- 初期費用が高いので初心者は始めづらい
この章では、「FXと株のメリットとデメリット」について解説してきました。
しかし、これから投資を始めたいと思っている方はFXと株どっちが良いか気になりますよね。
次の章では「FXと株やるならどっちが良い?」について詳しく解説していきます!
FXと株やるならどっちが良い?
FXと株をやるならどちらが向いているかを解説します。
- FXも株もどちらも勉強が必須
- FXが向いている人の特徴
- 株が向いている人の特徴
以下で詳しく解説させていただきます。
FXも株もどちらも勉強が必須
FXも株もどちらも勉強が必須です。
どちらも一攫千金を狙って簡単に稼げるほど甘い世界ではありません。
真剣に勉強した人だけが稼げるチャンスがあります。
FXには無料で体験ができるデモ取引がある業者が多いので、1度体験してみることをおすすめします。
FXが向いている人の特徴
FXが向いている人の特徴は以下の通りです。
- 小資金から始めたい人
- レバレッジを上手く使って効率的に資産運用したい人
- 仕事が忙しい会社員や学生
FXは平日であれば24時間取引ができるので、仕事が忙しい人でも自分のライフスタイルに合わせて投資ができます。
また、レバレッジを使えば、小資金で効率的に資産運用ができるので、30万円以下で投資を始めたい人はFXがおすすめです。
株が向いている人の特徴
株が向いている人の特徴は以下の通りです。
- 資金に余裕がある人
- 低リスクでコツコツ運用したい人
- 企業の分析に興味がある人
株は、銘柄が豊富なので、自分の好きな銘柄を見つけやすいメリットがあります。
そのため、企業の分析に興味がある人には向いていると言えるでしょう。
しかし、複数の銘柄に分散させるためには、最低でも50万円以上の資金が必要です。
この章では、「FXと株やるならどっちが良い?」について解説してきました。
しかし、初心者はどこのFX口座を利用すれば良いか気になりますよね。
次の章では「初心者におすすめのFX口座ベスト3」について詳しく解説していきます!
初心者におすすめのFX口座ベスト3
初心者におすすめのFX口座ベスト3をご紹介します。
- GMOクリック証券
- LINE FX
- 外為どっとコム
以下で順に解説させていただきます。
おすすめFX会社①GMOクリック証券
1つ目はGMOクリック証券です。
最低通貨単位が1万通貨なので少額取引には向いていませんが、取引ツールが充実しており、ユーザーから高評価を得ています。
資金に余裕がある方は、取引ツールが使いやすいGMOクリック証券をおすすめします。
おすすめFX会社②LINE FX
2つ目はLINE FXです。
最低取引単位が1,000通貨なので、少額取引にも向いています。
LINE FXは登録から取引までスムーズなので、FX初心者でも簡単に使いこなせます。
スマホアプリのLINEが提供しているサービスなので、スマホで気軽に始めてみたい方はLINE FXを利用してみることをおすすめします。
おすすめFX会社③外為どっとコム
3つ目は外為どっとコムです。
外為どっとコムは、パソコンの取引ツールが充実していることはもちろん、スマホアプリが使いやすいと評判です。
さらに為替相場に影響するような情報が数分おきに随時更新されていくため、市場動向を勉強したい初心者に最適な業者と言えます。
この章では「初心者におすすめのFX口座ベスト3」について解説してきました。
次の章では、本記事で解説させていただいた「FXと株、どちらをやるべきか税金やリスクから徹底比較」などについてわかりやすくまとめていきます。
それでは見ていきましょう!
まとめ
ここまでは、これから投資を始めたいと思っている方向けに、「FXと株やるならどっち?税金やリスクなどの違い」について解説させていただきました。
FXは各国が発行している法定通貨が投資対象で、平日24時間取引ができます。
一方、株は証券会社に上場している企業の株式が投資対象で、平日9:00〜15:00で取引できます。
FXのメリットは3つありました。
1.小資金でもレバレッジによって大きな資金で取引できる
2.取引時間が長いので、時間に縛られず投資できる
3.高金利の通貨の場合は、スワップポイントが得られる
株のメリットも3つありました。
1.投資対象の銘柄が多く、自分に合った企業を探しやすい
2.値動きが大きいため一攫千金を狙える
3.値動きに関係なく、株主優待や配当金がもらえる
FXと株どちらにも共通しているのが、必ず勉強しなければ勝てないことです。
まずは、FXを始めるにあたって、今回紹介した「GMOクリック証券」や「LINE FX」、「外為どっとコム」のどれかを口座開設してみてはいかがでしょうか。
