「損切りの価格の目安ってよくわからないなあ・・・」
「利確や損切りっていちいち入れるのが面倒だけど、なにかいい方法はないの?」
あなたはこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
私もFXを始めた際は、まったく同じ悩みを抱えていました。
しかし、損切りはFXにおいて大変重要であり、損切りが上手くできないと大損につながりかねません。
そして、実は初心者でも損切りの目安が分かる方法があるのです。
今回は、「3つの損切りの目安」や「不安を払拭させるテクニック」などについて解説いたします。
目次
そもそもなぜ損切りが重要なのか
そもそもFXでは、なぜ損切りが重要なのでしょうか。
それは、「もしかしたら価格が戻って損失が回復するかも・・・」という根拠がない決済の先延ばしが損失を拡大させてしまうからです。
FXでトータルでの利益を出すには、事前に損切りのルールを決めておき、ルールにしたがって必ず損切りしていくことが大切になります。
これで「そもそもなぜ損切りが重要なのか」についてお分かりいただけたと思います。
しかし、損切りの目安をどうすべきか気になっていないでしょうか。
「FX初心者でも実践可能な損切り目安」について、次の章で詳しく解説していきます!
FX初心者でも実践可能な3つの損切り目安
FX初心者でも実践可能な損切りの目安は3つあります。
1.損切りは余裕を持ったタイミングで行う
2.値動きをチェックしながら損切り幅を決める
3.利食い幅の半分以下
以下で順に解説させていただきます。
①損切りは余裕を持ったタイミングで行う
損切りは、ある程度余裕を持ったタイミングで行いましょう。
余裕を持ったタイミングとは、「サポートラインやレジスタンスラインとして機能している価格の少し外側」という意味です。
サポートラインやレジスタンスラインを価格が超えると、トレンドが変わりやすい傾向があります。
ただし、サポートラインやレジスタンスラインを超えても近すぎる価格の場合は、いわゆるダマシになることがあるのです。
そのため、サポートラインやレジスタンスラインとして機能している価格から、ある程度余裕を持ったタイミングで損切りを行いましょう。
②値動きをチェックしながら損切り幅を決める
値動きをチェックしながら損切り幅を決めることも大切な要素の一つです。
FXは日によって値動きの幅が違うため、その日の動きを見て損切り幅を決めるとよいでしょう。
例えば、トレンド相場であったとしても「急激に動く」トレンド相場なのか、「ゆるやかに動く」トレンド相場なのかで値動きの幅は異なります。
そのため、まずはその日の値動きの幅をチェックしてから損切り幅を考えることがおすすめです。
③利食い幅の半分以下
「利食い幅の半分以下」も損切りの目安となります。
実は勝っているトレーダーを調査した結果、「利食い幅の半分以下」で損切りをしているトレーダーが多いという結果が出ているのです。
思惑通りの取引になったら利益を伸ばし、ならなければ早めに損切りという考え方も有効なのでしょう。
この章では、「FX初心者でも実践可能な損切り目安」について解説してきました。
しかし、トレードスタイルによるFXの損切り幅や利確幅の目安も気になりますよね。
そんなあなたのために「トレードスタイルによって異なるFXの損切り幅・利確幅の目安」について、次の章で詳しく解説していきます!
トレードスタイルによって異なるFXの損切り幅・利確幅の目安
損切り幅や利益幅は、トレードスタイルによっても異なります。
ポジションを保有する期間が違ってくるからです。
今回は代表的なトレードスタイルである
1.スキャルピング
2.デイトレード
3.スイングトレード
4.長期トレード
について以下で順番に解説させていただきます。
FXの損切り目安①スキャルピング
スキャルピングの損切り目安は、5pips程度と考えていただければよいでしょう。
スキャルピングは数秒から数分でポジションを決済し、小さな利益をどんどん積み重ねていきます。
そのため、利益幅も基本的に10pips程度と考えてください。
スキャルピングの損切り幅はかなり狭いため、価格が到達してしまう前にすぐに設定するようにしましょう。
FXの損切り目安②デイトレード
デイトレードの損切り目安は、10〜50pips程度と考えていただければよいでしょう。
デイトレードは数時間から1日以内の間でポジションを決済するトレードスタイルです。
そのため、デイトレードの利益幅は20pipsから100pips程度が多くなるでしょう。
デイトレードの損切り幅はスキャルピングに比べると広いため、余裕をもって損切りの設定ができます。
FXの損切り目安③スイングトレード
スイングトレードの損切り目安は、50〜100pips以上と考えていただければよいでしょう。
スイングトレードは、数日から数週間ポジションを保有してから決済します。
そのため、利益幅も目安が100~200pips以上と幅が広くなります。
損切り幅は利益幅の半分が分かりやすいかもしれませんが、サポートラインやレジスタンスラインなどを考えて決める時間もたっぷりとあるため、よく考えてから決めるのもよいでしょう。
FXの損切り目安④長期トレード
長期トレードの損切り目安は、狙う利益幅によってかなり異なります。
長期トレードは、数か月から数年以上ポジションを維持するのがトレードスタイルです。
そのため、狙う利益幅もかなり異なってきます。
また、スワップポイントを狙って基本的に決済をあまり考えていない場合もあります。
損切り幅は利益幅の半分が分かりやすいかもしれませんが、まずは長期的な値動きに耐えられるように広めの設定になっているか必ず確認しましょう。
この章では、「トレードスタイルによって異なるFXの損切り幅・利確幅の目安」について解説してきました。
しかし、損切りの注文方法も気になりますよね。
そんなあなたのために「FXで損切りするならOCO注文の逆指値がおすすめ」について、次の章で詳しく解説していきます!
FXで損切りするならOCO注文の逆指値がおすすめ
FXで損切りを設定するなら、OCO注文の逆指値がおすすめです。
以下で解説させていただきます。
OCO注文とは?具体例
OCO(One Cancels the Other)注文とは、2つの注文を同時に発注し、片方の注文が約定するともう片方が自動的にキャンセルになるという注文方法のことです。
OCO注文は、 新規注文と決済注文のどちらでも使用できる注文方法になります。
例えば、ドル円の買いポジションを100円で保有しており、利益確定の「指値注文」を111円に設定し、損切りの「逆指値」注文を109円に設定したとします。
この場合、ドル円が111円となれば指値注文が確定して逆指値注文はキャンセルされます。
ドル円が109円になった場合は逆指値注文がかくてして指値注文がキャンセルされるのです。
つまり、「OCO注文を決済注文で使うと、指値注文と逆指値注文を1回で入れられるので便利」といった形でおぼえておけばよいでしょう。
注文機能が豊富に揃ったおすすめFX会社「外貨ex byGMO」
FXで注文を便利におこないたい方は、注文機能が豊富に揃った「外貨ex byGMO」がおすすめです。
外貨ex byGMOでは注文方法が
- 逆指値注文
- OCO注文
- IFD注文
- IFO注文
など多彩であり取引の負担を軽くしてくれます。
さらに1,000通貨からの取引が可能なため、FX初心者の方もリスクを抑えた取引ができます。
加えて、スプレッドもドル/円が0.2銭と業界最狭水準になっています。
外貨ex byGMOで便利な注文方法をぜひ試してみてください。
この章では「FXで損切りするならOCO注文の逆指値がおすすめ」について解説してきましたが、やはり気になるのはFXでどうすれば稼げるのかですよね!
FXでどうすれば稼げるのかに関しては、次の章で詳しく解説しています!
それでは見ていきましょう!
FX初心者は利益よりもいかに損失を少なくするかが重要
FX初心者は、利益よりも「いかに損失を少なくするか」がFXで稼ぐために重要です。
なぜならFX初心者は取引の勝率を重視しがちであり、損切り幅を広くする傾向があるからです。
損切り幅を広くすれば、いずれ大損につながってしまいます。
そのため、まずは利益よりもいかに損失を少なくするかをよく考えてみてください。
この章では「FX初心者は利益よりもいかに損失を少なくするかが重要」について解説してきました。
次の章では、本記事で解説させていただいた「3つの損切りの目安」や「不安を払拭させるテクニック」などについてわかりやすくまとめていきます。
それでは見ていきましょう!
まとめ
ここまで「3つの損切りの目安」や「不安を払拭させるテクニック」などについて解説させていただきました。
FX初心者でも実践可能な損切りの目安は3つありましたね。
1.損切りは余裕を持ったタイミングで行う
2.値動きをチェックしながら損切り幅を決める
3.利食い幅の半分以下
まずは、一番簡単な「利食い幅の半分以下」から始めるとスムーズに損切りの設定ができるでしょう。
また、不安を払拭させるテクニックには「OCO注文の逆指値」がありました。
OCO注文を決済注文で使うと、指値注文と逆指値注文を1回で入れられるので非常に便利です。
注文機能が豊富に揃った「外貨ex byGMO」でOCO注文をぜひ試していただきたいと思います。
本記事を参考に、あなたが上手く損切りを活用してFXで利益をあげることを願っています。
