「FXの自動売買に興味があるけど、リスクはどのようなものがあるの?」
「FXの自動売買なら自分でトレードしなくていいし続けられそうだけど、大きな損失を出してしまいそうでなんだか怖いな・・・」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
しかし、FXの自動売買プログラムは自分の代わりに24時間体制でトレードをおこなってくれる非常に便利なツールであり、避けてしまうと貴重なチャンスを失ってしまうかもしれません。
そして、FXの自動売買にはリスクがありますが、その対策テクニックもあるのです。
今回は、FX自動売買をする前に覚えておきたい「5つのリスク」と「3つの対策テクニック」をご紹介いたします。
目次
FXの自動売買に潜んでいる5つのリスク

FXの自動売買に潜んでいるリスクとは、どのようなものがあるのでしょうか。
FXの自動売買に潜んでいるリスクは主に5つあります。
- 相場にマッチしていないプログラムは損失の元
- 通貨ペアとプログラムの相性が悪い
- 利益よりも手数料によるマイナスが大きくなる
- スワップポイントで損をする可能性
- 含み損でストレスを抱える
やはり自動売買をするうえでは、リターンだけではなくリスクも気になりますよね。
それでは早速見ていきましょう!
FX自動売買のリスク①相場にマッチしていないプログラムは損失の元
相場にマッチしていないFXの自動売買プログラムをそのまま稼働させている場合、損失の元になってしまう危険性が高いです。
なぜなら、FXの自動売買プログラムによって、得意とする相場や不得意とする相場が異なるからです。
例えば、一般的にリピート系注文はレンジ相場を得意としていますが、逆にトレンド相場は不得意であり損失を出してしまうことが多いです。
FXの自動売買プログラムは、相場の状況によって設定の変更や稼働を止めるといった対策を取ることをおすすめいたします。
FX自動売買のリスク②通貨ペアとプログラムの相性が悪い
FXの自動売買プログラムが優秀であっても、トレード対象の通貨ペアとの相性が悪ければ運用成績は悪くなりやすいです。
FXの通貨ペアは、それぞれ値動きに特徴があるため、自動売買プログラムと通貨ペアとの相性を考える必要があります。
例えば、ドル円のトレードでは堅実に勝ち続けている自動売買プログラムが、ユーロ円のトレードでは負け続きといったようなことは珍しくありません。
そのため、バックテストやフォワードテストの結果を考えて、トレード対象の通貨ペアを注意深く選ぶ必要があります。
FX自動売買のリスク③利益よりも手数料によるマイナスが大きくなる

FXの自動売買では手数料がかかる場合がありますので、しっかりと手数料の金額を把握しておくことが重要です。
FXでは基本的にスプレッドが手数料になりますが、自動売買プログラムを使うとスプレッドの他に手数料がかかる場合があるのです。
例えば、通貨ペアの「買い」や「売り」の際に、1万通貨あたり〇〇円というような取引手数料が設定されていないか注意してみましょう。
FXの自動売買では予想される利益と手数料をしっかりと計算し、利益よりも手数料によるマイナスが大きくなってしまう危険性をよく考えてから自動売買プログラムを開始しましょう。
FX自動売買のリスク④スワップポイントで損をする可能性
FXはトレードで利益をあげても、スワップポイントで損失を出してしまうということがよくあります。
なぜかと言うと、スワップポイントは通貨ペア間の金利差によって発生する差額であるため、マイナスになることがあるのです。
例えば、トルコリラ円などの高金利通貨ペアを「売り」で保有した場合には、多額のマイナスのスワップポイントが発生します。
自分が利用する FX 会社のスワップポイントをよくチェックし、トレードをする通貨ペアのスワップポイントが多額のマイナスになっていないか確認しておきましょう。
FX自動売買のリスク⑤含み損でストレスを抱える
本文:FXのトレードでは、どうしても含み損が発生します。
特に、ポジションを長期で保有する自動売買プログラムの場合は、含み損を抱える期間が長くなりがちです。
そのため、含み損でストレスを抱えやすい方は注意することが必要です。
例えば、「リピート型注文」や「ナンピン」といった手法を使う自動売買プログラムの場合は、含み損を抱えやすくなります。
自分の性格をよく考えて、含み損が強いストレスになる場合には、素早く損切りをする自動売買プログラムを使うなど工夫してみることが重要です。
この章では自動売買のリスクについて解説してきました。
やはり自動売買のリスクに関しては不安を感じてしまいますよね。
あなたの悩みを解決するために「自動売買を低リスクで運用するテクニック」を次の章で詳しく解説していきます!
FX自動売買を低リスクで運用する3つのテクニック

FXの自動売買を低リスクで運用するには、具体的にどうすればいいのでしょうか。
FXの自動売買を低リスクで運用するテクニックは主に3つあります。
- ロット数は少なめに設定する
- プログラムを定期的に見直す機会をつくる
- 手数料の少ないFX会社を利用する
早速、以下で具体的な3つのテクニックを解説させていただきます。
テクニック①ロット数は少なめに設定する
ロット数を少なめに設定することは、一番手軽かつ確実な低リスクで運用するテクニックです。
ロット数を少なめに設定することにより、利益と損失は両方とも減少します。
例えば、2ロットで運用していた自動売買プログラムを1ロットで運用すれば、単純に利益と損失が半分になります。
損失を少なくすることにより、リスクを減らすことができるというわけです。
特に自動売買初心者の方は、自動売買に慣れるまではロット数を少なめに設定し、リスクと精神的な負担を減らすとよいでしょう。
テクニック②プログラムを定期的に見直す機会をつくる
本文:自動売買プログラムは定期的に見直す機会をつくることが必要です。
運用成績の良い優秀な自動売買プログラムであっても、運用していくうちに成績が落ち始めて損失が増えてしまうことはよくあるからです。
例えば、去年は右肩上がりの成績をあげていた自動売買プログラムが、今年は右肩下がりといったことは珍しくありません。
自動売買プログラムは放置せずに定期的に見直し、場合によっては運用を止めたり他の自動売買プログラムに変えたりするなどしてリスクを抑えることが重要です。
テクニック③手数料の少ないFX会社を利用する

自動売買プログラムを使うと、スプレッドの他に手数料がかかる場合が多いため、手数料の少ないFX会社を利用するとよいでしょう。
手数料の分だけ利益は減り、損失は増えることになるからです。
例えば、1回のトレードで200円の手数料がかかる場合、50回トレードをするとトータルで1万円が利益から減る、または損失が増えてしまいます。
特に、トレード回数が多い自動売買プログラムの場合は、手数料がふくらみやすいので注意が必要です。
手数料の少ないFX会社を利用することで、手数料を少なくし、低リスクで運用することをおすすめいたします。
この章では「FXの自動売買を低リスクで運用する3つのテクニック」ついて解説してきました。
次の章では、本記事で解説させていただいた自動売買の「5つのリスク」と「3つのテクニック」についてわかりやすくまとめていきます。
それでは見ていきましょう!
まとめ|3つのテクニックで自動売買を低リスクで運用しよう!

ここまで「FXの自動売買をする前に覚えておきたい5つのリスクと3つの対策テクニック」について解説させていただきました。
FXの自動売買に潜んでいるリスクは主に5つありましたね。
- 相場にマッチしていないプログラムは損失の元
- 通貨ペアとプログラムの相性が悪い
- 利益よりも手数料によるマイナスが大きくなる
- スワップポイントで損をする可能性
- 含み損でストレスを抱える
まずは、自分の自動売買に潜んでいるリスクを認識するために、低リスクでの運用から始めるとよいでしょう。
FXの自動売買を低リスクで運用するテクニックは主に3つありました。
- ロット数は少なめに設定する
- プログラムを定期的に見直す機会をつくる
- 手数料の少ないFX会社を利用する
ロット数を少なめに設定することは、一番手軽かつ確実であり、自動売買初心者の方でも簡単にできます。
最初は、ロット数を少なめに設定して自動売買を運用していき、慣れてきたらロット数を増やしていくことがおすすめです。
FXの自動売買はリスクと対策をしっかり理解しておこないましょう!
